スイス生まれ。1979年にドイツのハンブルグでHOLGER HILLERやMORITZ VON OSWALDと共にカルト的人気を誇ったバンドPALAIS SCHAUMBURGを結成。
1984年ベルリンに移住~バンド解散後、ソロ活動を開始する。1988年には自身のレーベル<TEUTONIC BEATS>を始め、そこで現在の活動にも繋がる<KOMPAKT>の創始者WOLFGANG VOIGTやTHE MODERNISTとしてWIREにも来日したJORG BURGER、<BASIC CHANNEL>を設立したMORITZ VON OSWALD等をフィーチャーしたコンピレーションをリリース、ドイツ・テクノ史に大きな貢献を果たした。そのレーベル活動を通して、THE ORBのALEX PATERSONと知り合い、その後THE ORBのメンバーとして積極的にリリースに関わる。アーティスト活動のみならず、THOMAS FEHLMANNがドイツのクラブ・シーンに貢献した功績は非常に大きい。
伝説のクラブTRESORに於いて90年代にはMORITZ VON OSWALDとJUAN ATKINSと一緒にレジデントを務め、デトロイト・テクノをドイツへ広めるのに一役買い、1995年からは自らが主宰するOCEAN CLUBでレジ デントを務め、同名のラジオ番組はワールドワイドに放送されている。
THE ORBとしては、2005年に<KOMPAKT>からアルバム 『OKIE DOKIE』をリリース。 ALEX PATERSONと共にTHE ORBの特徴であるアンビエント・ダブな世界をKOMPAKT色を演出。ソロ活動としては90年代は最近復活した伝説のテクノ・レーベル<R&S>などからリリースを重ね、2002年に<KOMPAKT>から『VISIONS OF BLAH』、 2004年に<PLUG RESEARCH>から 『LOWFLOW』、2007年に<KOMPAKT>から『HONIGPUMPE』をリリースしている。
日本にもTHE ORBとしてソロとして度々来日している。2009年には再びALEX PATERSONとTHE ORBの最新アルバム『BAGHDAD BATTERIES』を発表。ベルリンのドキュメンタリーTV番組『24h BERLIN』のサウンド・トラックを担当、そこに書き下ろされた作品を中心に2010年ニュー・アルバム『GUTE LUFT』を完成させた。