UKを代表するアーティストのRITON(リトン/本名:ヘンリー・スミスソン)は、世界中を飛び回り、様々なスタイルのオリジナルやコラボレーション楽曲とリミックス、そして、そのジャンルの枠を超えたDJプレイを通じて、1999年頃から世界中の人を魅了し続けて来た、ダンス・ミュージック界のスーパー・スター的存在だ。
今日に至るまで、RITONは、KYLIE MINOGUE、NEW ORDERやRUN-DMCといった大物アーティストや、HUMAN LEAGUE、MYLO、M.I.A、PARA ONE、SIMIAN MOBILE DISCO、MYSTERY JETSやHERCULES AND LOVE AFFAIRなど数多くのアーティストから引っ張りだこの人気のリミクサーでもある。
そして、RITONは、これまでいくつもの人気ユニットを結成し、フロア・ヒットを数多く世に送り出している。Ed Banger Recordsを始めとして、EROL ALKANのPhantasy Sound、TIGAのTurbo Recordings、Modularなどといった、多くの人気ダンス・ミュージック・レーベルから作品をリリースしている数少ないアーティストというのも事実だ。
そんな中でも、RITONが、2010年の結成から相方のDJ MEHDIと2011年の秋頃まで活動していたEd Banger Records所属のユニットCARTE BLANCHEなんかは、ワールド・ツアーの一環として、SUMMERSONICへの出演も果たして、「Gard Du Nord」や「Jack On The Moon」といった新しいハウス・ミュージックの流れまでも作くるようなヒット曲で、世界から熱い注目を集めることとなる。
そして、今年、2012年10月15日、RITONは、SURKINがPARA ONEとBOBMOと去年立ち上げた人気のデジタル・レーベルMarbleから、SYMPHONY HALL名義で、CANBLASTERとまた新たなコラボEP「One Night Stand」を発売したばかり。この新しいEPからの楽曲「One Night Stand」や「Metal Arrives」は、CARTE BLANCHEより若干R&B色の強い、ボーカル・ハウスと最近のUKベース・ミュージックやUKレイヴを絡み合わせて生まれたかのような、斬新でありながらも、気持ちの良い、新感覚のハウス楽曲だとも言えるはずだ。
現在、RITONは、12月にEd Banger Recordsからリリースされる予定の久々のソロEPも準備中とのこと。