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Pole

ミニマル・ダブ、音響系テクノの鬼才として知られる"Pole"ことStefan Betke。かつて、所有のスタジオ「Dubplates & Mastering」でカッティング・エンジニアを務めたサウンドの権威である彼は、98年にベルリンHard Wax傘下の名門から12"シングルをリリース後、98-99-00年にアルバム『Pole 1』『Pole 2』『Pole 3』を発表。ダブのベースラインとリズムに、 (彼の名の由来でもある)「4 Pole-フィルター」を駆使したそのサウンドは、ミニマル・ダブの完成型と称され、その後のエレクトロニック・ミュージックの流れに大きな影響を与えた。99年には、Barbara Preisingerとレーベル<~Scape>をスタート。Deadbeat、Kit Clayton、Jan Jelinek、Burnt Friedman & the Nu Dub Playersらの傑作を数多くリリースする。00年にはからFour TetとのスプリットEPも発表。03年の4thアルバム『Pole』では、ヒップホップ・クリエイティヴィティの牽引者とも言うべきFat Jon (Five Deez)をフィーチャーし、同年の「Fuji Rock Festival'03」にも共に出演を果たす。07年のアルバム『Steingarten』では、ダブ~レゲエ、ミニマル~エレクトロニカに、グルーヴィーなダンスミュージックの要素を加えた極上のトラックを聞かせてくれた。最近では、テックハウス~テクノ、ダブステップのコンピレーションをリリースするなど、よりフロアライクなサウンドへの趣きもあるPole。2010年現在進行系のLIVE SETにおのずと期待が高まる。