J Roccこそ南カリフォリニアが生んだレジェンドDJである。1992年にターンテーブリスト集団Beat Junkiesを立ち上げオリジナルかつハイレベルなアレンジと西海岸きってのダイナミックでファンキーなパフォーマンスで世界中に熱狂的なファンを持つ ワールド・ベストDJ。1980年代にPSKというDJクルーからそのキャリアをスタートした彼はターンテーブリズムの概念を打ち破るスキルとクリエイ ティヴィティを持ち、そのターンテーブルを楽器の如く操るDJプレイは楽曲の持つ魅力を損なうこと無くスムーズでダイナミックな破壊力に満ち溢れている。 J Rocc, Babu, Melo-D, Rhettmaticから成るBeat Junkiesは97年、98年に渡ってITFワールドチャンピオンに輝く。そして99年にはヒップホップ史上に残る大ヒットとなった「Sound Bombing 2」(Rawkus)でミックスを担当。更に、別名Funky Presidentという名の通り、James Brown関連のトリビュートのミックス作品や現場でのDJプレイ、またStones Throwのポッドキャストで配信された4作に渡る故J Dillaへのトリビュートミックスや現場でのDJプレイは、両アーティストへの愛情とリスペクトに満ち溢れた内容で、常にワン・アンド・オンリーなスタイルを確立している。また、ドキュメンタリー・フィルム『Keepintime』『Brazilintime』、最近では『Secondhand Sureshots』等、西海岸を代表する様々なプロジェクトに参加してきた。2000年からStones Throwのクルーに加入後、Jaylib、Beat Konducta等のMadlib作品やライヴDJとしても活躍し、現在レーベルでも守護神的な役割を果たしている。そして、同レーベルから、自身初となるオリジナル・アルバム『Some Cold Rock Stuff』もリリース予定である。