『EMMA HOUSE 10』大沢伸一『MIX THE VIBE』に収録された大ヒットトラック『UNIVERSAL LOVE』で一躍日本でも有名になったFARFA。本国イタリアではMISSONIのファションショーの音楽ディレクションをつとめ、ここ日本では FENDIのパーティでヘッドラインを飾るなど、ファッションシーンからも広く注目を集める。イタリアDJ界の貴公子として、ディープテクノ〜プログレッシヴ〜ハウスをその名のとおり蝶のように縦横無尽に行き来するその神業的なテクニックは見逃せない。
FARFAはイタリア語で、蝶を意味するFARFALLAを短くしたもの。ミックスからミックスへと蝶のように自在に変化していくFarfaのテクニックと、ラテンフレヴァの効いたトラックのセレクションは今では残された数少ない秘宝として、世界中のアンダーグラウンドで密かに語られつづけている彼はイタリアはフィレンツェ出身。DJは1984年から始め、イタリアはもちろん、ヨーロッパ全域で活躍、Charlie HallやLaurent Garnierと並んで、当時のプログレッシヴサウンドの先駆者として、また「ファーファ現象」としてメディアに多く取りあげら黷ス。イタリア国営のラジオ局「Italia Network」ではレギュラーでプレイし、あの「Rai Stereo 2」でも特番が組まれ、Farfaのサウンドは瞬く間に有名になっていった。
プロデュ−サ-としても『TRIP DO BRAZIL』のプロジェクトではJoe ClaussellやJose Padillaと共に珠玉のラテン/ハウスコンピレーションを制作。リミックスワークとしてはJose PadillaやSimple Mindsを手掛けるなど、ここ数年オファーが絶えない状況だ。昨年リリ−スした本人名義のシングル「Universal Love」(SERIAL KILLER VYNAL)は日本を始め世界中でブレイクし、TOP DJ達が現在もダンスフロアに爆弾を落とし続けている。バルセロナの北部190K程に位置するスーパークラブFLORIDA 135ではレジデントを務め、スペインにはFarfaのファンクラブなるものも存在する。かつては、carl coxやValentino Cansino等と比較され、、近年はよりプログレッシヴでトライバルなハウスミュージックへのアプローチをしているが、最近のディープでミニマルなテクノへのトレンドは彼本来の最も得意とするジャンルでもあり、華麗なテクニックでジャンルをクロスオーバーしてくるところが最大の見所である。Danny Tenagliaが「あなたのフェイヴァリットなDJは?」なるインタビューにはすべて「Francesco Farfa」と答えているのも単なる偶然ではないはず。
2006年フルアーティストアルバム『HUMAN BRIDGE』をついに完成させ、その世界ツアーのプレミアとして東京を選んでの来日が実現する。どこまでも時代ともに進化するFarfaワールドを決して見逃さないでほしい。
Official Website
http://www.farfa.com/