ある意味、最も"ELECTRONIC TRIBE"のコンセプトを体現するアーティストのQUARTA330。チップチューン・イベントの"Lo-bit Playground"を主宰。ゲームボーイを用いたグライム、ダブ、ダブステップのリディムは唯一無二のアイデンティティ。主軸はチップチューンでありながらもそのサウンドのベクトルは遥か彼方に向かう。ダブステップのオリジネーターKode9が主宰するUKのレーベルHyperdubに所属する唯一の日本人アーティストとして、最近ではWarp RecordsのFlying Lotusへのリミックス提供をはじめ、RadioheadのThom Yorkeのウィークリー・チャートにシングルが選出されるなど身の丈に合わない活動を展開。また日本のネット・レーベルMaltine RecordsからフリーEPをリリースするなど日々暗躍している。2010年にハートキャッチプリキュア!との出会いを契機に、それまでのチップチューン・スタイルから一変して「土砂降りの中でぬかるみをゴム長靴を履いて歩くと、かかとが先に上がってその後にながぐつ本体がヌゴッっとついて来る感じをビートとベースラインで再現してみました的な音楽」を作り出す熱心な低音くそったれビートメイカーへと転身。ダブステップを通過したニュー・フォームなブレイクビーツ・トラックとプレイが多くの注目を集めている。