James MurphyとTim Goldsworthyと共にDFAを創世記から支えている中心的アーティストがJuan Maclean である。
DFAの一番初めの12-inchリリースにJuanの「By The Time I Get To Venus」が選ばれたことを考えれば、JamesとTimが彼へ寄せている信頼の大きさがよくわかる。思い返せば、DFAの快進撃はこの一枚のレコードから始まったのだ。
2003年に発売されたデビューアルバム『Less Than Human』では「AD2003」、「Give Me Every Little Thing」、「Dance With Me」といったDFAの歴史を語る上でなくてはならない名曲を生み出すことに成功。Daft PunkやAirといったメジャーアーティストのリミックスやDFAコンピレーションを始めとする10枚のシングル、アルバムリリースするなど今やプロデューサーとしての貫禄まで備わってきている。DJとしてもアメリカ本土はもちろんのこと、ロンドンのFabricへ出演するなどその勢いはDFAの中でも群を抜く。
2009年はアルバム『Future Will Come』をリリースし、シングル「Happy House」が大ヒット。4月にはDJ KicksミックスCDシリーズ『The Juan Maclean』[!K7]がリリースされ、勢いは増すばかり。
日本初来日。DFAの中で最もスキルフルと言われるそのDJプレイは必見である。