1933 年 東京生まれ。
1956 年、アメリカ軍楽隊のキャンプでベースを弾く。東京自由が丘「ファイブスポット」のハウスバンドとして演奏していた時、1970 年アートブレイキーに見出されてブレイキーの待つニューヨークへ単身渡米し、ジャズメッセンジャーズの一員として活動。メッセンジャーと共にアメリカ全土とヨーロッパを公演。合間をぬってニューヨークのジャズメンと共演し、交流を深める。セロニアス・モンク(p)、エラフィッツ・ジェラルド(Vo)、ウイントン・ケリー(p)、ロン・カーター(b)、_ ジム・ホール(g)、チャールズ・ミンガス(b)、ポール・デスモンド(as)_、_ ケニー・バレル(g)、ボビー・ティモンズ(p)、_ フィリー・ジョー(ds)、デューク・ピアソン(p)、アメリカより帰国しフリーとして活動していたが、マル・ウォルドロン来日の際の共演で、ピアノ・トリオの分をわきまえたプレーは高く評価された。外国ミュージシャンとの共演は数知れない。
レコードのリーダーアルバムは、50 枚を越えているが、オリジナルアルバム「BLOW UP」(TBM)「陽光」( キング) は、日本ジャズ賞を受賞した。ベースの他、それぞれの楽器の性格を知る為に、色々な楽器をマスターする。(セロ、ピアノ、バイブ、フルート、ドラム、ボーカル)全ての楽器にわたって数多くの若手ミュージッシャンを育てる。(日野元彦、渡辺香津美、秋山一将、井野信義、山本剛、益田幹夫、、、)
2009 年スイングジャーナルで南里文雄賞を受賞。スイスのインターネットラジオ、Radio Jazz Internationalで 世界のジャズミュージシャンから20 傑に選ばれ「JAZZ GOD FATHER」の称号をもらう。現在も、鈴木勲OMA SOUND の中で若手ミュージシャンを育て続けているが、鈴木勲自身は、感性を磨き、日々練習を重ねて進化し続けている。