音楽プロデューサー、DJ、写真家とマルチな活動を続ける日本人クリエイターのHiroshi Watanabe。1990年よりボストンのバークリー音楽大学に留学、在学中にダンス・ミュージックに出会い卒業後、ニューヨークでDJ活動をスタート。同時にKaito、Tread、Nite System、Quadraなど、幾つもの名義で作品をリリースし始める。1999年に帰国後、国内はもとよりKompaktなど世界のトップ・レーベルからも高い評価を得て“Sonar”などのビッグ・フェスティヴァルやヨーロッパ・ツアーを何度も敢行している。そんなHiroshi Watanabeがニューヨーク時代に出会った盟友Takehiko Kitaharaと2001年に結成したユニットがTreadだ。シンプルで柔らかい上音と乾いたビートの融合を絶妙のバランスで確立し、今までにない新しい空間を構築した。これまでに自身らで設立したレーベルnormから5枚のアルバムと4枚のEPを発表している。これらの作品はハウス、テクノ、ヒップ・ホップなどジャンルの壁を越えて多方面から注目を浴び、シカゴ・ハウスの才人Larry Heardが自身のDJで多用したり、デトロイト・テクノを代表するアーティスト、DJ RolandoのミックスCDに収録されたりしている。