ARTISTS
>

Jojo Mayer's Nerve

BNS Sessions / BROOKLYN, New York, US

98 年の春、ナーブはインテリジェントエレクトロニック/DJカルチャーに興味を持つニューヨークのミュージシャン達による、ライブ”エレクトロニック” ミュージックの新しいパラダイムのパイオニア的な実験的プラットフォームとして、ジョジョマイヤーを中心にはじまった。 一度エレクトロニック音楽を分解、分析しデジタルプロダクションのテクスチャーとリズムをライブ演奏に再構築することが彼らのアイディアである。 ドラム、ベース、キーボード、サウンドプロセッシング全てを生演奏で行い、ループ、シーケンシング、プリプロダクションは一切使わずに全てのサウンド、そ してリズムはリアルタイムで作られている。様々なエレメンツによるインスピレーションで進化しつつあるDJカルチャーの語法と、ジャズ的なインターラク ションを利用したサウンドプロセッシングは普段スタジオ内で行われるが、ナーブは高いスキルとダイナミックでハイブリットなインプロビゼイションで演奏さ れたライブ演奏の方向性を作り出し、彼ら独自のサウンドを生み出している。結成して数ヶ月でナーブはNYのダウンタウンシーン/メディアにおいて大きな反 響をよび、ナーブの演奏を中心にした伝説的な“Prohibited Beats”(プロヒビティッド・ビーツ)パーティーが生まれることになる。 2001年、ナーブはNYのホームベースを飛び出しヨーロッパのクラブ/フェスティバルでの活動を開始する。さらにバンド単体のみならず “Prohibited Beats”としてもパーティーを行い、多くのカルト的なファンを集めている。 ライブ演奏による予測の着かない、ユニークでその場だけのライブ体験を目指し、スタジオレコーディングを行わなかったが、長年の多くのファンからの要求に よりNY, Berlin, Zurich にてインターナショナルツアーにおいて発展してきた様々なマテリアルをスタジオ内で実験し始める。 ナーブ独自のオリジナルコンセプトになるべく留まる為、全てのレコーディングはプログラミングなどを一切使わずにライブ演奏されている。これらの初期のレ コーディングと2010年の新たなレコーディングは、今ついに”Nerve/Prohibited Beats”としてリリースされた。 ナーブのメンバーはジョジョ・マイヤーの他、ダブエンジニア(リアルタイムオーディオディコンストラクション)にローリー・モシマン(フェイスノーモア、 ニューオーダーなどのプロデュース、そしてNYの伝説的ノーウェイブバンド 、”スワンズ”のドラマー)、キーボード/トランペットに中村卓也(マリアンヌ、オルガニックグルーブスのメンバー、さらにアート・リンゼイ、ブラジリア ンガールズ、ヴィニシス・カントゥリアのサポートなどでも活躍)、ベーシストにジョン・デーヴィス(デンジャー・マウス、ザ・ブラックキーズ、ブラック ロック、ジェームス・イハなど著名人との多数プロジェクトを手がけ、自身とパートナーが経営するブルックリンのザ・バンカースタジオにおいてプロデュー サー/エンジニアとしても活動中)と多才で世界的に活躍するミュージシャンで成り立っている。