UKの屈指の名門テクノレーベル"Soma Records"レーベルオーナーである、Orde MeikleとStuart McMillanが組んだユニット「SLAM」。
スコットランド最大の産業都市グラスゴーは、UKのデトロイトといわれるほど、数多くのミュージシャンを輩出している。その中でも本物のインディー精神を貫き通しながら、レコード不況の中でも、絶大な支持を誇るのが"Soma Records"なのだ。
"Soma Records"は、1991年の初リリースに始まり、これまでに250タイトル以上のシングル、75枚以上のアルバムをリリースしており、さまざまなアーティストを発掘し、世に発信してきた。Silicone Soul、Funk D'Void、Alex Smoke、Master H、Vector Lovers、Percy X aka Edit-Select、そしてDaft Punkなど、彼らがシーンに排出してきたアーティストは数知れない。
治安が悪いといわれるグラスゴーのスラム街で生き抜いたタフさは、彼らの織りなすグルーヴに現れており、デトロイトを彷彿とさせる太いファンキーなベースラインにねじれる上音、そしてハードかつディープに突き進むスタイルで常にシーンに影響を与えてきた。
自らのコアなスタイルは崩さずに流行の音を取り入れた、ベテランならではの職人らしさが溢れるトラックは、Sven Vath、Carl Craig、Richie Hawtinなど数々のアーティストがDJセットに使用している。またRadio SlaveやSashaなど幅広いアーティストからのリミックスオファーも絶えない。
近年は「Monegros」「Oxygen」「Bestival」「10 days off」「Extrema」「Glastonbury」「T In The Park」といった世界中のビッグフェス、そして"Womb"、"Cocoon"、"Rex"、"Watergate"、"Berghain"といった名門クラブに引っ張りだことなっており、忙しいツアー生活をおくっている。