1982年にボビー・ギレスピー(Vo)を中心にグラスゴーで結成されたプライマル・スクリーム。彼らの歴史はまさに「変化の歴史」ともいうべきもので、30年近くに及ばんとするその活動歴の中で、音楽性を大きく変化させてきた。当初はビーティの12弦ギターが印象的なジャングリーなギター・ポップバンドだった彼らは、代表作『スクリーマデリカ』でダンス・ミュージックに接近し、当時UKで猛威をふるっていたレイヴカルチャーとの結びつきを強めて大ブレイクした。その後も彼らはアルバム毎に変化を続け、ポスト・パンク、ダブ、ガレージ・ロック等、様々なジャンルを内包した楽曲を発表し続けている。