サンプラーやエフェクターを効果的に使い、超絶なスクラッチを駆使しながらも、たった1台のターンテーブルでプレイするという、 その全くもってユニークなライブ・スタイルでトーキョー・アンダーグラウンドを席巻し、今や世界のアンダーグラウンド・シーンでも名を馳せる孤高の無頼派「DJ DUCT」。閃きと経験によって矢継ぎ早に再構築される音像群、圧倒的なMIXセンスで構成される彼の 「ワン・ターンテーブリスト」ライブは、聴くものだけでなく、観るものすべてを魅了する。
自身の主宰するTHINKREC.(シンク・レック)よりバイナル中心に作品をリリース。 現場主義を貫き、その現場感覚が生み出された「BACKYARD EDIT」シリーズは、海外からも大きな反響を呼んだ。
そして実に7年ぶり3枚目となるオリジナル・アルバムが、ようやく完成したDJ DUCT。この間、様々な凄腕アーティストたちに知己を得た。それはDetroit Techno~Deep House シーンにまで多岐に渡るものであったが、今作ではDUCTが最も得意とする世界、Hip Hop~Rare Groove Funkといった黒いグルーブが渦巻く音世界で、DJ DUCTの真骨頂を披露。
それは、まるで『此所から、もう一度』とでも言いたげに、すべてのクオリティをアップグレードして、自身のキャリアですら再構築したかのような濃密な仕上がりとなっている。