マークシビドーは、カナダはオリエンタル州の小さな町の出身。13歳の若さで自宅の地下のアナログのコルグ、エンソニックのサンプラー、アタリのコンピューター類を使い音作りを始める。高校時代は双子の兄のMatt Thibideau、友人のDawn Lewisと共にWax Bean Orchardとして活動し、すでに地元のクラブで話題を集め、自主で最初のアルバム"Rainbow Love Clay"を発表。
90年代には、トロントに活動の場を移し、当時つるんでいたPete GroveのWoodwork Recordsより"Microdots" EPをリリース。2001年にはMatt Thibideauと結成したRepairでドイツ"Sub-Satic"より"V-wreck"をリリースし、のちにDawn Lewisがボーカルとして加入してからソングライター系の電子音楽として人気が加速し、ヨーロッパをツアーしたり、スペインのObseration、モントリオールのMutekといった人気フェスティバルに出演。
平行してマークは、Sub-Staticより"B-Films"と"Last Night"の2枚のソロをリリース。その"Last Night"が話題となり、Orb、The Cureなどの大物と並んでBCCラジオの"Blue Room"コンピに収録される。またリミキサーとして大人気のPantone、Soultek、Unai、The Attorney Generalなどに楽曲を提供。2006年には、Secret Weaponから"The Conclusion EP"を、2010年には待望のフルアルバム"Left Behind"をArchipelからリリースした。2011年以降はRepairでの活動の傍ら、自分で立ち上げたObsolete Componentsレーベルを中心にリリースしている。