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Mike Magire

ロンドン在住。イギリス人。

70年代ロンドンのレコード店にて、16歳よりバイヤーとして働く。

この経験が世界中の最新のダンスミュージックをジャンルを問わず精査する最良の環境として、彼のミュージックライフの礎となっている。

トラベラーとしてインドのGOAへも80年代の早い段階から出向いた事で、トラベラー・ベースでのパーティー・カルチャーを体感。

ロンドンの最新サウンドを現地ダンス・フロアでプレイしていた他、そこに集まる世界各地の最新サウンドを更に吸収する事になる。

また、当時GOAの学校に通う16歳のDOMINOを発掘し、後に彼女をジュノ・リアクターのツアー・DJとして抜擢したのもマイクの手腕と先見の明に依るものである。

そんなGOAでのフィーリングを楽曲制作に活かす形で初期のジュノ・リアクター3枚のアルバム『Transmissions』 (’93)『Beyond The Infinite』(‘95)『Bible Of Dreams』(’97) の制作に関わり重要な役割を果たしている。

これらのアルバムは、いずれのタイトルも国内ではユニバーサルミュージックより国内盤として発売されている。

1998年には、自身のエレクトロニックミュージック・レーベルとなるQube Recordsを立ち上げ、DJならではのアナログ盤にこだわり、ドイツのMagnat (Michel Kohlbecker a.k.a. Eternal Basement / Saafi Brothers)、ベルギーの Male or Female (a.k.a. Front242)、イギリスの Clone Theory (a.k.a. Mind Over Rhythm)や Voodoo People (a.k.a. Paul Jackson)、日本からはMasa & Ree.K等、自身が長年培った交友関係を軸に、才能あるアーティストの作品をジャンルにとらわれず発表している。

2010年春からは、70年代ニューウェーヴから80年代ニュービートそして90年代のハウス、アシッドミュージクへ繋がって行くミュージック・ムーヴメントの変遷を辿る貴重な音源を集めたコンピレーション「Bustin’ Out」シリーズのコンパイル&監修を担当。

2012年3月には、最新のコンピレーションアルバム『 TIME OF THE GATHERING』 ~Goa Classics~ (Wakyo Records / ユニバーサルミュージック)を発表。これをきっかけに8年ぶりに日本のシーンでの活躍が待ち望まれている。