2010年、まさに彗星のように突如シーンに現れたカナダ人デュオ:Art Department。名門レーベル[Crosstown Rebels](RA Poll:Top Label 2011/1位)から発表したデビュー曲「Without You」が、デジタルダウンロード・サイトbeatportとオンライン・メディアRAにて、トラック・オブ・ザ・イヤーに選ばれるという快挙を成し遂げた。これを期に世界的に脚光を浴びた彼らだが、決して突如として現れた大型新人という訳ではない。メンバーであるKenny GlasgowとJonny Whiteは、それぞれが90年代より00年代にかけて数多くの作品をリリースし、世界中でギグをこなしてきている。Kenny Glasgowは、ハウスレジェンドとしても知られる巨匠であり、Jonny Whiteは、Jamie JonesやSoul Clap、Maceo Plexなどのヒット作を輩出してきた人気レーベルNo19のオーナーでもある。となれば、Art Departmentというプロジェクトが、いかに革新的にシーンに登場したかは容易に想像できる。2011年に[Crosstown Rebels]より発表されたアルバム『THE DRAWING BOARD』では、Seth TroxlorやSoul Clap、Oslandeをフィーチャーし、アルバムよりシングル・カットされた「We Call Love」は、DJ HARVEYがリミックスを担当したことで更なる話題を呼んだ。昨年のRA Poll:Top DJs of 2011にて6位を受賞を果たす。