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BISK

Shhhh

1994年は20歳の時、東京のテクノレーベルにてコンピレーション作品に参加しデビュー。その後21歳でベルギーの実験音楽レーベルSubRosaと契 約。1996年にはファーストアルバム「Time」をリリースし、リスニングテクノをベースとしながらも実験音楽の要素を含んだ独特なサウンドで密かに注 目を集める。その後1997年にリリースしたセカンドアルバム「Strange or Funny-haha?」では、グリッチやカットアップを多用しながらテクノの領域を大胆に逸脱する、現在でいうところの「エレクトロニカ」領域を開拓。 さらに翌年3枚目の「Ticklish Matters」ではアコースティックサウンドや女性ボーカルなどをフィーチャーし、従前のカットアップ手法をさらに発展させつつ、ドラムンベースやテク ノ、現代音楽といった様々な音楽要素を融合させた。当初、「Strange or Funny-haha?」は英WIRE誌の年間ベスト100に選ばれ、米URBマガジンでは「NEXT100(次にくる100人)」にも日本人として選ば れた。また、日本ではほぼ話題に上ることはなかったが、エレクトロニカ黎明期には、PhoeneciaやKid606など、その影響を公言する者も少なく なかった。そんな中、Doctor Rockit(初期Herbert)やFila Brazilliaを髣髴とさせる、サンプリング主体のポップな作品「Moonstruck Parade」のリリースを最後に活動を休止。