エンジェルアラニスは、14歳の時にDJとしてスタートし、1997年には、Contact Recordsより2LP"Advanced Therapy"をリリースしEPデビューを果たす。その後はNaked Lunch, Afro Acid, Impact Mechanics, Chroma, Gynoid, Spark, Nachtstrom Schallplatten, Phobiq, Bush, Boys Noizeといった様々なレーベルよりリリースを続け、遂にはベルリンテクノを語る上で重要な聖地でもあり神聖なレーベルでもあるTresorからフィーチャーされる。そしてクリスチャンスミス主宰のTronic, White Noise, International House Records, Moodyから多くのスマッシュトラックを量産する。2011年からはDJ Pierreが立ち上げたアシッドハウス・プロジェクトでありイベントからレーベル、アーティストプロダクションや様々な活動を擁する「Afro Acid」チームに参加し、Steve ParkerをパートナーとしたレーベルHome Audio Recordingsと、Justin Berkovi, The Advent, Ken Ishiiなどをフィーチャーした良質TechレーベルSlap Jaxxを立ち上げる。Dave Clarke, Dj Rush, Slamなど著名なDJ陣から賞賛を得ている。彼が制作に携わった曲数はこれまで500タイトルを優に軽く越え、またFreedom Seriesアルバムや定期的なリミックス制作の継続からも伺えるように、その身と情熱を古くから音楽に捧げていることは誰の目から見ても明らかである。シカゴを代表する大御所ファンキーハウサーが、昨今からのデジタル文化の煽りを受けどういった進化を遂げたのか。その目で確かめる価値はありそうだ。