〈workshop〉 からのリリースによりブレイクしたライプツィヒが誇る若手プロデューサー、グナー・ヴェンデル aka カッセム・モッセは、今ドイツで最も熱い実力派アーティストの一人である。オマー・Sの〈FXHE〉、ドイツの〈Laid〉や〈Mikrodisko〉、 UKの〈nonplus+〉等からもアヴァンギャルドながら、ファンキーな魅力も併せ持つエレクトロ~ディープ・ハウス~テクノの傑作トラックを多数発 表、カルト的人気を得ているアンダーグラウンド・ヒーローだ。同郷の盟友Mix Mupとのユニット、MM/KMとして〈The Trilogy Tapes〉からのリリースも評判になっており、自身のレーベル〈Ominira〉からも多様なスタイルの作品を発表、昨年は名門〈Honest Jon’s〉から実験的なアルバムを出し話題になるなど、非常に精力的ながら独自のスタンスで活動を続けてるユニークな存在。また、パフォーマンスにおい ても一点に留まることがない。常にセッティングや内容を変え、二回と同じことはしない、まさに「ライブ」感満点なセットだ。特にKassem Mosse名義ではヒップホップにも通じるラフなビート感、自然と身体が動いてしまうグルーヴを備え、何度見ても新しさを発見させてくれる。