ARTISTS

LEE BURRIDGE

“当時まだシーンが確立していなかった香港でDJとしてシーンの発展に大きく寄与し、まだダンスミュージックが持ち込まれていなかったタイのフルムーンパーティにダンスレコードを持ちこんだ。そしてその後SASHA、CRAIG RICHARDと立ち上げたパーティTYRANTで世界的な名声を得た稀有なアーティスト”

固定概念にとらわれないクリエイティブ集団として東京クラブシーンに数々の話題を提供してきた「WEEKEND WARRIRORZ」が一年半ぶりにWOMBに帰還する。前回2000 and oneを招いて開催したパーティでは震災後の沈んでしまった空気を吹き飛ばすかのような圧倒的なパワーで多くの観客を歓喜の渦に巻き込んだ彼らが今回、白羽の矢を立てたのはLEE BURRIDGEだ。当時まだシーンが確立していなかった香港でDJとしてシーンの発展に大きく寄与し、まだダンスミュージックが持ち込まれていなかったタイのフルムーンパーティにダンスレコードを持ちこむなど、アジア各地に今日に繋がるようなダンスの伊吹を芽生えさせる活動に従事。そのプレイに目を止めたSashaとCraig Richardに誘われる形でロンドンにて二人とと共にパーティ“TYRANT”を開始。瞬く間に話題のパーティとなり、ロンドン中のトップクラブやメディアを席巻、それを通じ世界的な名声を得るまでに成長する。世界を飛び回る生活を送るようになった彼だが、街を通過するだけの日々に疑問を感じ、現在も続けている365projectという活動も開始。自身がピックアップした都市において1,2ヶ月滞在し、レジデントとして各都市最低4回以上のパーティをおこなうというもので、New York, Ibiza, Buenos Aires, Sydney, Denverなどで地元と密着した活動をおこない世界中の人々とのリアルなつながりを生み続けている。またマイアミミュージックカンファレンスで大人気パーティを主催し、ネバダで開催されるBurning Manにも毎回のように参戦するなど、その他とは一線を画した活動は世界中から賞賛と尊敬を集める稀有なアーティストだ。自身でTrippyと表現するそのサウンドは安易なカテゴライズでくくれないオリジナリティ溢れるものだが、DJ MagのDJ top100が注目を集めていた時代から世間の注目がResident AdviserのDJ top100へと移った現在まで、常にランキングされていることからもそのサウンドに対する確固たる人気がうかがえる。実に8年ぶりの来日となる今回、どのようなプレイを披露してくれるのか楽しみでならない。