2000年代半ば、エイデン・ウォーリーとジェイムス・ヤングの二人からなるダークスターは、ロンドンのアンダーグラウンド・シーンで生まれた初期のグライムやダブステップといったエレクトロニック・サウンドを融合することから活動をスタートさせた。
今では伝説的なクラブ・イベントとして語られるFWDに出演し、またコード9主宰のレーベル<Hyperdub>から12"シングル「Aidy’s Girl Is A Computer」をリリースしたことで一気にその名を轟かせることとなる。そのフューチャリスティックなサウンドを通して生まれる前衛的なポップ感を携えた彼らのサウンドは、ポスト・ダブステップ・ムーブメントの中で異彩を放ち、ベースミュージック・シーンを超えて大きな注目を集めた。その後、ヴォーカリストのジェイムス・バッテリーの加入を経て、バンドへと発展したダークスターはデビュー・アルバム『North』をリリース。同作品は2010年の国内外の各誌年間ベストに取り上げられ、現在彼らは、現行のUKのアンダーグラウンド・エレクトロニック・シーンが生んだ最初のバンドの一つとして高い評価を獲得している。
2013年1月23日に<Warp>へ移籍後第一弾となる待望の新作『News from Nowhere』リリース。プロデューサーには ソニック・ブーム、ビースツ・オブ・ザ・サザン・ワイルド、エジプシャン・ヒップ・ホップらを手がけるリチャード・フォームビーが起用されている。