ジャジーなディープハウスを得意とするKevin Yostは'12年3月ボルチモアで行われたイベントにて初めて一切の余分を省いたライヴを披露した。アメリカの片田舎で育ち'98年にi!Recordsからリリースした最高作『One Starry Night』でその名を世界に知らしめたペンシルバニアを拠点とするプロデューサー/DJの彼は、その夜のセットをすぐさまSoundCloudにアップして公開した。
'08年以来ソロ作発表してこなかったYostのファンたちは、77分にも及ぶ全く新しい音楽とも言えるその即興ライヴの音源を聞いて感動するだろう。”スクラッチから始めて、その場でお客さんのエネルギーを源にその場で音を創っていこうっていう考えだったんだ。”と彼は言う。"一度として同じショーはありえないね。"
APC40, MPK49, オーディオインターフェース、そしてラップトップを携え、実に深く、そして15年前彼の名を世界に轟かせたようなジャジーさをまとった見事なセットを構築したのだ。Rainbow Disco Clubで披露される彼の初の日本でのライヴセットを期待して待ちたい。