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Shiro The Goodman

ROMZ

1976年生まれ。ポルノ・ショップ勤務を経て、98年4月イベント『喜怒哀楽』でDJとしてのキャリアをスタート。98年11月イベントを現バスラッチのタカヒロと共に『DOOR』を立ち上げる同イベントは、赤犬、ROM=PARIを準レギュラーに迎え、初期のインダストリアル的な方向性からエンターテイメント性を重視したものにシフト・チェンジし始める。同時にポスト・エイフェックス・ツインというタームにおけるフリー・フォームなエレクトロニック・ミュージックの紹介者としてのシローのDJは独特な変化を見せるようになる。テクノ、ブレイクビーツ、ジャングル、ガバはもちろん、ダンスホールからサーフロックまで、パーツとして採用されるレコードのジャンルは過剰なまでに多種多様になり、それをひとつのグルーヴにまとめあげるセンスは他に比較するモノがないほどユニークなものだった。あるいは、当時共にツアーで日本全国を回った若き天才:キッド606はシローのDJを絶賛しているが、彼が持つ新しいポップ・センスとシローのそれは同時代性を持ち、完全にシンクロしていた、とも言えるだろう。01年3月、レーベル「young-z」を設立し7タイトルのCDをリリース。10月、盟友ROM=PARIのCOM.Aの主宰のレーベル「NOTEKREC」と合併する形で、レーベル「ROMZ Record」をCOM.Aと共に立ち上げる。この頃より、キッド606が主宰するUSレーベル「Tigerbeat6」やミュージックことマイク・パラディナスが主宰するUKレーベル「Planet μ」と並んで、“ブレイク・コア”ムーブメントの代表格として認知されるようになる。またブレイク・コアの代名詞ともいえるDJであるDJ/ラプチャーからシローが熱いラブ・コールを受けている。 02年12月、渋谷エイジアで行われた「ROMZ Record」主宰1周年レーベル・パーティーでは800人を集客する。03年7月、MIX CD [Dance Crazy, Till A Meal Gets Rotten(踊り狂って飯が腐るのだ)] (RMZ-007)を「ROMZ Record」よりリリース。各音楽誌で好評を得る事となる。9月、野外フェスティバル『朝霧ジャム03』にJoseph Nothingと共に出演。04年2月、青山CAYで行われた「ROMZ Record」主宰2周年レーベル・パーティーでは700人を超える超満員な大盛況ぶりはリミックス誌をはじめ各音楽誌で紹介される。3月、アメリカ、テキサスのオースティンで開催される[South by South West_Japan Nite]にROMZ record CREW(Shiro The Goodman、 COM.A、 Josph Nothing)として出演。10月、東京、横浜、大阪、奈良、福岡、アメリカ、ドイツ、スペイン、ノルウェー、フランスとを繋ぐ2枚組コンピレーション・アルバム [サマー・トラックス] (RMZ-015/6)をコンパイルすると同時に自身名義初の楽曲も収録。現在は、「ROMZ Record」を運営、全国問わずDJに出かけるかたわら、雑誌などでコラムやレビューなどの文筆活動も行っている。