マーセラス・ピットマンは、デトロイトに生まれ育ち、レーベルUnirhythmを主宰する。10代初めにはローカルのラジオステーションWJZZの熱心なリスナーになり多くを学び、Larry “Doc” Elliott や “the Rose” Rosetta Hinesの番組を聞いていたという。
ディスコがフェイドアウトし、よりプログレッシブな音楽が出始めた頃(当時デロイトではHouseやTechnoはProgressiveと呼ばれていた)、デトロイトではThe Wizardと名乗っていたJeff MillsやElectrifying Mojoがラジオ電波上で新しいアーティスト達をプッシュし続け、世界中からの音楽をリスナー達に提供していた。ヒップホップ、エレクトロ、テクノ、ハウス、ディスコをミックスするそのフリーなスタイルに大きく影響されたという。Home Grownというヒップホップグループでトラックメイカーとして活動していたが、Theo Parrishに出会い、『Essential Selections』Vol.1と2をSound Signatureからリリース。
Rick Wilhite、Kenny Dixon Jr. aka Moodymann、Theo Parrishで構成されていた3Chairsに、4番目のメンバーとしてDJツアーやプロダクションに参加している。また、Theo 、Omar-S、Marcellusのプロジェクト、T.O.M Projectにも参加し、Omar Sのレーベル、FXHEからはM.Pittmanとして『M.Pittman EP』と『#2』をリリースしている。
デトロイトの新興レーベル/ディストリビューター、FITからリリースされた12”レコード、M.PITTMAN『Erase The Pain』は、某大御所DJ達の間でカルト的賞賛を得た。Hungry Ghost (International Feel)、Ackin’ (Internasjonal)、Madteo、Nina Kraviz、Erika (Interdimensional Transmissions)、Motor City Drum Ensemble、FunkadelicらにRemixを提供している。