メルボルンのDJ Brock。90年代後半にレーベルPerlonを知ったのをきっかけにハウスやテクノに興味を持ち始めた。また、Pantytec, Zip, Thomas Melchior, Cabanne, Audio Werner ,Ricardo Villalobosの影響を受け、 00年代中頃（05年頃）にはSteve Bug, Swayzak, Radio Slave, Dj Tand M.a.n.d.y to Queensland with Partner Don Nadi for Deep As F#$CKのようなアーティストがプレイするElsewhere や Berlin Loungeにてレジデントとしてプレイしはじめ、アンダーグラウンドなフロア指向のサウンドを通じてクラブからきちんと評価されるようになった。07年にはBrockは東京へ移りReal GroovesのJosh Childと出会い、のちにそのレジデントとなった。Real Groovesは東京のハウス、テクノのアンダーグラウンドシーンにて影響力を持っていたパーティでBrockは、今はなきYellow, ElevenやUnitといった主要なクラブでプレイすることになった。10年が経ち、日本を去る前にはMike Shannonとの6時間に渡るBack to Back、クロージングセッションにふさわしいものだった。Brockは東京のクラブシーンを愛したが、オーストラリアへ戻ってからも時折来日、Wombや Eleven、Ruby Roomなどでコンスタントにプレイした。メルボルンに帰ってからクラブKilling Timeのオーナー、Cameron Smithと出会い、アフターアワーズのアーティストのブッキングを担当。自身のパーティにSammy Dee (Perlon)をブック、Mike ShannonやDeadbeatと共にツアーを敢行。現在Killing Timeはアンダーグラウンド・ダンスシーンのスピリチュアル・ホームのような存在となった。