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IVAN GOUGH

オーストラリアにダンスミュージックの殿堂があるとすれば、IVAN GOUGHは間違いなく、その中にいるだろう。DJとしてのみならず、プロデューサーとしても数々のヒットを生み出し、その才能は突出している。’90年代より、Paul OakenfoldSashaのセットでは必ず彼のトラックがプレイされ、ここ最近でもAxwellEric Morilloのセットリストには必ずといっていいほどIvanのトラックがあった。ミレニアム初頭のダウンアンダー発で世界を席巻したブレイクスシーンは、Ivanと盟友Phil Kよって牽引されていたといっても過言ではなかった。Grant SmillieとのTV ROCK名義でも多くのヒットを連発していて、オーストラリアのチャートARIAのナンバー1トラックを実に8曲制作しているのである。現在ではエレクトロビッグルームハウスにアプローチを変えることで絶妙に時代の流れに対応し、EDMシーンの中心的役割さえも担う。今を時めく、NERVOとの共作は記憶に新しい。当然のことながら、現在でも彼のトラックはBBC RADIO1のピートトンのEssential Selectionでは常連だし、DJブースにたてば、その伝説的な選曲センスで現在進行形のメインルームチューンが次々とドロップされ、クラウドはダンスミュージックの最先端を一夜にしてマスターすることができるのである。