ロンドンを拠点にスローイング・スノーの名前で活動するロス・トーンズ。彼はダブステップ、UK ガラージ、ハウスからフォーク、パンク、ハードコア、メタル、そしてレゲエなど様々な音楽を聞いて影響を受けてきた。彼の音楽には心地の良い温かさと、光沢感のある冷たさが共存している。2010 年にHo Tep レーベルからデヴュー・シングルをリリースし、その後はゴールド・パンダなどのリミックスを手がけてきた。ジャイルス・ピーターソンやベンジB の強力なサポートもあり、多くのラジオ番組にも出演してきた。
2011 年にはDomino やNinja Tune のような大手レーベルからリミックスの依頼が来るようになった。リリースもSuperやSneaker Social Club、Local Action などから続けてきた。2012 年には大手音楽サイトのXLR8R にポッドキャスト用のDJ ミックスを提供。2013 年にはニューヨークで開催されたRed Bull Music Academy への参加も好評だった。インターネット上でDJ のプレイを生中継する人気サイトBoiler Room にも何度も出演を果たし、ボノボ、アトモス・フォー・ピース、ジョン・ホプキンスなどの前座を務めてきた。
またレーベル・オーナーとしても他のアーティストのリリースに協力している。Left Blank(レフト・ブランク)とA FutureWithout(ア・フューチャー・ウィズアウト)の共同オーナーでもあり、Vessel(ヴェッセル), Wife(ワイフ), Visionist(ヴィジョニスト), Lorca(ローカ), Memotone(メモトーン)、Young Echo(ヤング・エコー)などが駆け出しの頃のリリースを手がけていた。ヴォーカリストAugustus Ghost(オーガスタス・ゴースト)との別プロジェクト、Snow Ghosts(スノー・ゴースツ)もここからリリースもしている。
2014 年には待望のアルバム『モザイク』に先駆けて『Pathfinder EP』を先にリリース。大手メディアでは絶賛されアルバム発売への良い流れができている。イギリスの現代のミュージシャンの中で最もユニークなアーティストとの一人としてデヴュー・アルバムのリリースが世界中で心待ちにされている。