ベルギーのBertとMaartenの兄弟は、80年代にロックバンドとして活動しているうちにハウス・ミュージックに出会い、フィルターを駆使したディスコ・トラックを作風とするFilterheadzとして活動を開始する。2000年代初頭、Hooj Choons、Platipus、Bedrock、Yoshitoshi、Renaissanceといったレーベルからリミックスを量産した後テクノに目覚め、2002年にCarl CoxのレーベルIntecからThomaz vs Filterheadzとしてリリースした “Sunshine” がスマッシュ・ヒット。そしてI Love Techno、Dance Valley、Tomorrowlandといったビッグ・イベントへの出演をはじめ、Zouk、Womb、Ministry of Sound、Fabricといった世界中のクラブでの出演も重ねていく。その後Green Velvet “La La Land” やEric Prydz “Call on Me” などビッグチューンのリミックスを手掛けつつ、よりメロディアスな方向へとシフトしていった。しかし何かを見失った事に気付いた彼らは、2012年不死鳥の如くテクノ・シーンに戻ってきたのだった。10周年となったSunshineのリミックス集をUmekのレーベル1605からリリースし、かつてからのヒーローMarco BaileyのレーベルMB Elektronicsからもヒット作を連発。昨年末に1605からリリースされた “The Game” は、テクノ・シーンはもちろんのこと、ハウスからトランスまで幅広いシーンで支持されて、再びアンセムを作りあげる事に成功した。これまでに発表してきた作品は200にも及ぶというFilterheadz。彼らが再び世界中のダンス・フロアをロックする!