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Mad Mats

Local Talk /Gamm /Raw Fusion from stockholm

1971年生まれ。スウェーデン、ストックホルム出身。ブレイクダンスの元ナショナルチャンピオン、イベントオーガナイザー、「Raw Fusion」「G.A.M.M」「Local Talk」のレーベルオーナー。80年代後半にHip HopのDJとしてキャリアをスタートさせた後、プロダクションに興味を抱いたMatsはブレイクやサンプルのコレクションにも着手する。これらのコレクションが後に彼に”黒さ”を感じさせるビートをもたらす。90年代初頭にヒップホップ、ジャズ、ソウルユニット「Boogaloo」をプロデュースし大きな成功を納める。特に日本では彼らのアルバムは30000枚のセールスを記録した。その後、Louie Vegaのミックステープを通してハウスに出会ったのをきっかけに、あらゆるフォームのアンダーグラウンドクラブカルチャーに影響を受けることになる。 MatsのDJプレイにおける素晴らしさはそのバラエティ豊かな音にあり、ダンスフロアーを揺らすものならば何でもかける。過去から未来まで。ヒップホップ、ジャズ、ディスコ、ハウス、デトロイトテクノ、ラテン、ドラムンベース、ニュージャズ、エレクトロニカ、ブラジリアン、ダブ、ファンク、アフロ等をBボーイの感性でブレンドするのである。彼はストレートなハウス、ヒップホップ、ソウルがかかるクラブでも、レトロなジャズ、ファンク、ラテンがかかるクラブでも両方出演できるDJなのである。1996年に彼が開催した「Raw Fusion」というPartyはTheo Parrish、Peanut Butter Wolf、Jay Dee、Carl Craig、Laurent Garnier、DJ Harvey、Gilles PetersonそしてKerri Chandlerといった名だたるスターDJをゲストに呼び、今日におけるストックホルムのダンスミュージックシーンの基礎を創った。地元のDJたちは彼を「スウェーデンNo.1のDJ」と賞賛した。そして2011年、盟友のTooliとともにHouse Musicレーベル「Local Talk」を始動。25年以上のキャリアの中でほぼ全てのダンスミュージックを吸収した北欧のB-BOY、Mad Mats。彼の長い足跡が詰まったPlayを決して見逃してはならない。