"King of the Rollers"と称される至高のDJ、ドック・スコットはダークコア、テックス テップ、リキッドファンク等の潮流を生む革命的トラックの数々でドラム&ベース・シーンの頂点 に君臨する最重要アーティストの一人である。14歳よりヒップホップDJを開始。その後、 デトロイト・テクノ/シカゴ・アシッドハウスに触発され'91年から制作を始め、第1作"Surgery"が グルーヴライダーの支持で大ヒット、ハードコア・テクノ/レイヴ・シーンに頭角を現わす。華や かなレイヴ時代の終焉と暗い現代社会を反映したダークかつハードなサウンド、ダークコアを先駆 けた彼は、ドック・スコット及びナスティ・ハビッツの名義で"Drumz"、"Dark Angel"、"Last Action Hero"等の傑作をReinforced、Metalheadzか ら送り出し、ドラム&ベースの革新に貢献する。'95年には自己のレーベル、31を設立し、"Shadow Boxing"に 代表されるテックステップと呼ばれるサイバー・サウンドの急先鋒となり、オプティカル、ペン デュラムらの才能を逸早く見い出した。DJと しては伝説のMetalheadz Sunday Sessionsのレジデントをつとめ、シャープなミキシン グと独自のプログラミング・スキルでクラウドを絶頂へ誘う、シーンの至宝である。