Mark ErnestusとMoritz von Oswaldによる二人組"Rhythm & Sound "。90年代には、"Basic Channel"として、TechnoやHouseのみならず、世界中のエレクトリックミュージックの発展に決定的な影響を与え、いまだに誰もがリスペクトの名に挙げる。Rhythm & Soundとは、ディープ・ハウス・ファンを驚嘆させたMシリーズや、エレクトロニカの地平を開拓したChain Reactionからの一連のリリースなど、常に時代切り開き続けてきた彼らの現在のメインプロジェクトであるが、テクノやハウス、そしてレゲエといったスタイルを超越した、唯一無二のディープな音像をそのままダブへと結びつけたその強烈なサウンドは、ジャンルを問わずあらゆるクリエイターそしてリスナーから絶大な支持を獲得している。彼らが80年代を代表する伝説的レゲエ/ダブ・レーベル、Wackie'sのディストリビューターを勤めていることは、彼らのレゲエ/ダブへの偏愛を語る周知の事実であるが、そのアルバム『Rhythm & Sound w/ the artists』に は、Cornel Campbell、Jennifer Lara、Love Joy、The Chosen Brothers (aka Lloyd "Bullwackie" Barnes)といった伝説的なレゲエボーカリストも参加している。