ルーツ・レゲエを根底に、ヒップホップ、ラガの影響下に育ったレベルMCは、'80年代後半からスカとハウスのミックス等、斬新なブレイクビート・サウンドで注目を集め、『BLACK MEANING GOOD』('91)、『WORD, SOUND AND POWER』('92)でジャングルの青写真を描く。また92年にはボブ・マーリーの"Exodus"のリミックスを手掛ける。Tribal Bass、X-Projectレーベルを経て、JJフロスト、DJロンと共にCONQUERING LIONとして活動、ラガ・ジャングルの中核となる。'94年にジャングル・アーティスト達の作品を発表する場としてレーベル、Congo Nattyを設立。『A TRIBUTE TO HAILE SELASSIE I』を始め、数多くのリリースがあり、'02年にはMCテナー・フライをフィーチャーしたアルバム『12 YEARS OF JUNGLE』を発表、初来日も果たす。'05年はレベルMCの足跡を伝えるアルバム『BORN AGAIN』のリリース、イベント"JUNGLE ALL STARS"の開催等、ジャングル再燃を印象づける精力的な活動を展開。'08年には入手困難なシングルをコンパイルした『MOST WANTED VOL.1』をリリースし、新世代のジャングリストを狂喜させ、レベルMC自らDJとして新たなパフォーマンス活動に乗り出す。現在はロンドン、ブリクストンのスタジオを本拠にライヴ・ミュージシャンとのセッションを重ね、待望のニュー・アルバムを今夏にリリース予定。レーベル名の"CONGO"はアフリカの民族音楽の太鼓、"NATTY"はラスタファリアンに由来し、彼らの音楽のインスピレーションは主にこの2つの要素から来ており、真のアイデンティティーはもちろんJAH RASTAFARIである。