2001年、Oli Lazarusは[Papa records]を設立したと同時にReel Peopleを結成。デビューシングルの「Spiritual」をリリース。魂が吹き込まれたハウスミュージックは明らかに彼らの可能性を示すものだった。02年にミュージシャン/作家のMike Pattoを迎え、Dyanna Fearonをフィーチャーした「Buterflies」やAngela Johnsonとコラボレーションした「Can't Stop」など数々の名曲を世に送り出し、翌年にはデビューアルバム『Second Guess』を発表。Gilles PetersonやKyoto Jazz Massive、Studio Apartmentらに絶賛され話題を呼んだ。その後、05年には、シングル 「The Rain」 をリリース。Joey NegroやMark Grantなどといったトップ・プロデューサーたちのミックスCDにも次々と収録されると共に、Simon Dunmoreがオーナー兼、A&Rを務める[Defected Records]に移籍。新たにシングル3曲を加えた新装版の「Second Guess」が世界中でヒットを記録していくことになるのであった。同年にはKyoto Jazz Massiveの沖野 修也が主宰するTokyo Cross Over/Jazz Festivalに出演し、あのHerbie Hancockを唸らせ日本でも大きなインパクトを残したのち、Blue NoteやYELLOWでもライブセットを披露した。08年にはアルバム『Seven Ways To Wonder』をリリース。ラテン・ソウルのテイストを加えたリードシングル「Alibi」やソカのグルーブを織り込んだ「Outta Love」、現在ユニットを組んでいるTony Momrelleをフィーチャーしたディスコチューン「Amazing」に代表される楽曲がよりバンドとしての芸術性や完成度を反映した。その後Mike Pattoは他のプロジェクトの為にReel Peopleを離れたが、09年に彼らの新しいプラットホームとしてファンキーでジャジーな要素を色濃くした[Reel People Music]を設立。近年では11年にStevie Wonderの名曲をカヴァーしタイトルにもなったアルバム『Golden Lady』をリリース。シングルはLouie VegaやRasmus Faber等にリミックスされ、アーティストとしての地位を確固たる物にした。そして12年には彼らの弟分でもあるアーティストThe Layaboutsのデビューアルバムをプロデュースし、同時に結成10周年を記念したオリジナルの新曲を含むベストアルバム『Reel People 10 Years of Soulful Bliss』をリリースした。