美しいオリジナル作品と数多くのリミックスワークや物語を思わせるミックスで名を馳せるUKデュオ。
最近ではNoel Gallagher, Paul Weller, Public Service Broadcasting, Roisin Murphy, Morcheeba, Haim and Bryan Ferryなどのリミックスを手がけたことで知られる。オリジナル曲‘Mink & Shoes’ は2014~15年にかけて飲料スミノフの ‘Filter the Unnecessary’ というTVキャンペーンに使用され15年9月ごろに正式リリースを予定している。その他作品‘Black Noir Schwarz’ 《Crosstown Rebels, 2014》や Chimera’《 Om Records 2014》、自主リリースしたEP ‘Valley Of Paradise’ や‘Lunar Escape’ (2013)などがある。
Psychemagikの最初のレコード登場はFleetwood Maxの'Everywhere'のエディットで、すぐにベテラン勢Tom MiddletonやGreg Wilsonのレコードバッグ入りを果たした。その後も立て続けにリリースしたエディットは、自身のオリジナル楽曲、コンピレーションなどと並びどれも高評価を受け、今では世界中の人気フェスティバルやクラブ、イベントに招かれプレイしている。Psychemagikのミックスは飛び抜けて才能豊かな二人の男の物語を描いたもので、ダンスフロアを独占できるぐらいのものだと言える。Test PressingポッドキャストやCanyon Hazeなどのミックスはサイケデリックな体験を生み出す賜物で、彼らのレコードコレクションの深さを思い知らされるものだ。どんなときでもどんな場所でも完璧なレコードを持ち合わせているようにさえ思える。その類希なるレコード堀りへの愛とセンスゆえ、近年リリースしたコンピレーション『Psychemagik Presents: ‘Magik Cyrkles’ 』と『Magik Sunrise’』そして自身のリリース‘Diabolical Synthetic Fantasy’.はすべて《Rough Trade》《Phonica》《Piccadilly Records》などといったストアのその年のトップ10ランキング入りを果たした。待望の続編『Magik Sunset (part 1) 』が最近リリースされLauren Laverneの番組Sixmusicにて今週のコンピレーションとして選出された。 次はMagik Sunsetシリーズの後半となる作品が15年9月4日にリリース予定である。 他の人が見つけ出さないようなサンプリングやレアなレコードたちを掘り出す彼らのファンには2 Many Dj's/SoulwaxやChemical Brothers、Q-Tip、Fake Bloodなど大物が名を連ねる。オリジナル作品と共に自身のレーベルも立ち上げ予定で、新たなリミックスも発表間近、15年もクリエイティビティを存分に発揮する1年となりそうだ。