グーグル検索すると、よく引っかかるものもあれば、そうでないものもある。だが、デジタル時代以前の音楽活動となると、場合によっては、その痕跡さえたどれない。もっとも、かえってその方が好都合かもしれない。忘れたり、学んだり、話を膨らませたり、あることないことこしらえたりするような、当てにならない私の記憶が正しければ、アール・ジンガー(Earl Zinger)の活動歴はこんな風になるだろう。
スーパー・ギャル(SuperGal)、エネミー・ウィジン(Enemy Within)、ヴォイセズ・オヴ・イースト・ロンドン(Voices of East London)、ロブ・アンド・アルフィー・ショウ(Rob & Alfie show)、スターポイントFMラジオ(Starpoint FM Radio)、Kジャズ(K-Jazz)、レッド・ライト・ルーム(Red Light Room)、ガリアーノ(Galliano)、ヘッドストロング(Headstrong)、トゥー・バンクス・オブ・フォー(Two Banks of Four) - アール・ジンガー(Earl Zinger)、2Bo4(トゥー・バンクス・オブ・フォー)、フェリックス・バントム・アンド・シーズ(Felix Bantom and Seeds) - ラフティ・スーパー(Rufti Super)、レッド・エジプシャン(Red Egyptian)、レッド・エジプシャン・ジャズ(Red Egyptian Jazz)、シークレット・ワルツ・クラブ(Secret Waltz Club)、MC ダウナー(MC Downer)、ドクター・ヴェイグ(Doctor Vague)、ダグ・アンド・ジャン・カラムーシュ(Doug and Jean Caramouch)、ソンゼイラ(Sonziera)、アール・ジンガー&ドン・ロゴール(Earl Zinger & Don Rogall)、SRDC(サン・ラ・ダンス・クラブ(The Sun Ra Dance Club))、ザ・ライト・イヤーズ・オヴ・ダークネス(The light Years of Darkness)、ウィリアム・アダムソン(William Adamson)、ダイアボリカル・リバティーズ(The Diabolical Liberties.bandcamp.com)。このダイアボリカル・リバティーズから最初にリリースされた曲が「ワインド・アップ・セイント・ピーター(Wind up Saint Peter)」だ。また、この文章を書いている時点で、ノー・ウェイヴ、アシッド・ダブ、グリオ・ハウスをソースとするアルバムと、限定版ポスターのアルバムアートワークに想像のフィールドレコーディングが付録の詩集(『ザ・ダンスフロアズ・オヴ・イングランド(The Dancefloor’s of England)』)を制作中とのこと。