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DJ GEORGE

THE MENACE/NEW KID'N PLAY

厳めしい光を放つチェーンやリング。常に全身でHipHopを体現するかのような独自のスタイルで、暗黙の了解を破壊し、新たな常識を創造していく、泣く子も黙る業界最重要人物。HipHop黄金期に差し掛かる90's後半、一世を風靡したDOBERMAN INCから、キャラ立ちの濃いキャリアは始まる。20才そこそこのルーキー時代の波を乗りこなし、2002年にスタートさせた、毎月700人以上を動員したマンモスHipHop Party『OSAKA SAFARI』は、後に「パーティー単位」という異例の全国ツアーを敢行。2007年には、関西HipHopフェス最大の動員数を記録した『CARNIVAL』を主催。過去に例を見ないその動きは、正に関西HipHopシーンのフロンティアであり、シーンを常にネクストレベルへと押し上げてきた。2000年代も終盤に差し掛かる頃、PopsやEDMが世界的な人気を博し、パーティーの中でのHipHop Musicが影を潜めつつあった。良いものを発信していく、本来のCLUBの在り方が失われつつある中、軽薄化されたディスコでplayされるバックボーンの見えないようなダンスミュージックへのアンサーとして、Dubstep, Trap, Twerk, MoombahtonなどのBass MusicをHipHop Styleに取り込んだ。当時は、HipHopサイドからの反対票も多く、否定的に見られていたが、今やHipHop DJがBass Musicをセットの中に取り入れるのは主流となり、DJ GEORGEは、大阪でいち早くその流れを確立させた。HipHopとBass Musicの融合はシーンに見事定着。DJ GEORGEは、盟友でありMENACE RECORDSのレーベルメイトであるMC MOGGYYと共に『New Kid'N Play』を結成。楽曲のプロデュースという、次なるステップへと移行した。彼らの楽曲は、全国のリアルなアーティストを通じ、大阪だけでなく全国的にプレイされるようになり、HipHopを中心にジャンルのクロスオーバーをコンセプトに掲げるイベント『#_O_M_G_』TOKYO への参加、2015年EXILEのLDH主催PKCZ【 UFO 】、【ULTRA JAPAN】に出演など、活動の幅を広げ続けている。常に形を変え、幅広い音楽ファンを楽しませ続ける"HipHop"というジャンルの醍醐味を伝える上で最も大切な”アンテナの高さ"は業界屈指。新しいムーブメントと共にいつまでも進化し続けるHipHopを、高い次元で発信する、いちDJの枠を超えたアーティストである。