東京を拠点に活動する韓国人アーティストmachìna。ナイトクラブのダンスフロアなど、 特に人と熱気が集まる場でそのポテンシャルを最大限に引き出す彼女の音楽は、その反面、彼女自身に根差された深く個人的な表現でもあります。
K-POPアーティスト時代に培った、心地よい発音や音程のボーカルをはじめ、ソフトウェアテクノロジーやアナログシステムのコラボレーションも用いて、独自の電子音楽を生み 出すmachìna。そんな彼女の作曲スタイルは、自然と本人のジャズへの愛情をほのめかしながらも思慮深く遊び心あるもので、彼女のライブ内で魅せるモジュラー即興演奏にはその側面が特にみて取ることができます。
近年では、デジタルアートの祭典「MUTEK」にて日本でのレギュラー出演者として、メディアアートの世界にも活動の幅を広げ、韓国では、クラシックな4チャンネルシステムを用 いてニューアルバム「Compass Point」のライブを披露。来年の「ELEKTRA Montreal」ではヘッドライナーを務めることが予定されています。 また、彼女のユニークなスタイルは、ファッションシーンでも取り上げられることも多く、東京・渋谷の「PRADA Miyashita Park」でのオープニングライブパフォーマンス をはじめ、2022年に向けて新しいグローバルキャンペーンなど出演する予定です。
今年10月にリリースされた自主制作3rdアルバム「Compass Point」の制作と並行し、夏には、イギリスのエレクトロニック・ミュージック・デュオ、Bicepの人気曲 「Hawk」に参加。最近ではレコードレーベル「Tresor」から、ベルリンの伝説的なクラ ブのコンピレーションアルバムへの参加を依頼も受け、彼女のコンスタント行われる表現活動は今もなお多くのシーンから注目を浴びています。