叙情的な音楽スタイルを維持し続け10年以上のキャリアを誇る、実兄・サイモンとのユニット、Faze Actionとしても知られるロビン・リー。彼らの心地よくまた深みのある音楽性は世界中の新旧ファンを魅了してやまず、2014年にはニューディスコ、インディーダンスのベストアーティストとしてTraxsourceからノミネートされている。器用なマルチジャンルのスキルを持ち合わせながら、主に活動の中心となっているディスコの分野にて特に名を馳せ、更にクラシック、ラテン、ジャズ、ハウスの要素を取り入れながら、彼らのサウンドは常に進化し続ける。Hercules & Love Affair、Horse Meat Disco、Lindstrom、Todd Terje、Prins Thomas、Metro Area、LCD Soundsystem、DFAの活躍以前からFaze Actionはディスコシーンの復活を先頭に立って率い、彼らのプロダクション、ライブ、DJを通し現在もその活躍は世界的に認められている。特にAndy Weatherall、Gilles Peterson、DJ Harvey、Tim Sweeney、Horse Meat Disco、Todd Terje、Prins Thomas、Carl Craig、Psychemajik、Jarvis Cockerなど多くの著名DJ/アーティストがFaze Actionをサポートしている。Faze Actionはこれまで5枚のアルバムをリリースしており、加えてFemi Kuti、Francois Kevorkian、Odyssey, Metronomy、Crazy P、Bebel Gilberto、Kim Ann Foxman、Saint Etienneなどのリミックスも手掛ける。イギリスのインディペンデント音楽レーベルNuphonic在籍中にリリースした2枚目のアルバムに収録されている‘In the Trees’は彼らの代表作となり、ダンスフロアのイノベーターとして地位を確立。その後、Juno records10周年記念の際に行われたスタッフ投票の結果、この‘In the Trees’ が‘デトロイトのパイオニアに最もリミックスして欲しい楽曲’として選ばれ、特別にCarl Craigによるアレンジが加わり更にその音楽性を深めた。Carl Craig同様、Faze Actionは過去の特別なスタイルを切り取り、現在のオーディエンスに向けてそれを新しい形に改革し、息を吹き返させることを得意とし、ダンスミュージックの殿堂であるレコード、ターンテーブル、またステージ上の最前線で彼らの魅力は発揮され、彼らの持続的な活動は揺るぎない。ロビンは1996年から続くA Hundred Birds Orchestraとの活動も引き続き行っており、今年20周年となる節目を迎え、この画期的なライブにも更に期待がかかる。