ジェシー・オズボーン・ランティエはモントリオール/ベルリンを拠点に、2007年より活動しているマルチ・アーティスト/ミュージシャン。様々な音響効果を以て新しい認知的反応を追求している。自身の名前を冠したソロプロジェクトのほかBernardino Femminielliと共にFemminielli Noir、Hobo Cubes(aka. Francesco De Gallo)とThe H等のコラボレーション・ユニットとしても活躍し、 Where To Now?、Halcyon Veil、Cosmo Rhythmatic、MIND Records、raster-noton等数々のレーベルより作品をリリースしている。
彼にとっての表現活動とは、自身の持つ精神・思考・政治観等様々な関心をを実体化・アーカイヴ化することであり、公私における時間・思考・アイデンティティの交流を理解し、評し、そして彼が従事する抽象的な記憶を作り上げるということである。ジャンルに限らず、音楽性の枠を超えてオズボーン・ランティエ が紡ぎ出すサウンドは繊細なものから荒々しいもの、構造的なものから流動的なもの、協和音から不協和音、ミニマルなものから複雑なものまでそれらのコントラストを介し作用する。それは現代的で、未来的であり非時間的である。彼は最先端の技術と技法を用いて言語の混成物を生み出し、没入型エンゲージメントのツールとしての強烈さを保ち続けている。
プロデューサーとしてもWhere To Now?より多数のリリースやMaurizio Bianchiの「The Mind Is An Ancient Capital」等、多様なアルバムに参加している。これまでに北米・欧州でのツアーを成功させており、MUTEK、Elektra、CTM、FASMA等のフェスティバルにも参加し、Kangding Ray、Xosar、Adam X、Oneohtrix Point Never、Hans Joachim Roedelius、Bill Kouligas、Mark Fell、Factory Floor、Atom TM、Ives Tumor、Lee Gamble、Brood Ma、Mouse On Mars、Alva Noto、Mary Anne Hobbs、Mondkopf、Mika Vainio、Chino Amobi、N1L、Low-Jack、Yung Lean等と共演。彼の音響・視覚的な作品はこれまでMusée d'art contemporain de Montréal、Nottingham Contemporary Museum、National Gallery of Canada、La Petite Mort、São Paulo Museum of Image and Sound、NK Berlin、EMS Studio Stockholm等、様々な美術館、ギャラリー、クラブ、ライブハウス、スタジオにて公開された。