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やくしまるえつこ

音楽家、プロデューサー、作詞・作曲・編曲家として「相対性理論」など数多くのプロジェクトを手がける他、美術作品、プロデュースワークや楽曲提供、映画音楽、CM音楽、朗読、ナレーション、と多岐に渡る活動を一貫してインディペンデントで行う。坂本龍一、ジェフ・ミルズ、アート・リンゼイ、マシュー・ハーバートら国内外アーティストとの共演や共作、人工衛星や生体データを用いた作品、人工知能と自身の声による歌生成ロボット、オリジナル楽器の制作などの試みを次々に発表。2016年には相対性理論『天声ジングル』、Yakushimaru Experiment『Flying Tentacles』、美少女戦士セーラームーン主題歌『ニュームーンに恋して / Z女戦争』をリリースし、レコード会社にもプロダクションにも所属しないアーティストとして初となる日本武道館公演「八角形」を開催。また、ポップミュージシャンとしては極めて異例の、山口情報芸術センター[YCAM]での特別企画展「天声ジングル − ∞面体」が行われた。バイオテクノロジーを用いて制作し、人類史上初めて音源と遺伝子組換え微生物で発表した作品『わたしは人類』でアルスエレクトロニカ・STARTS PRIZEグランプリを受賞。オーストリアやベルギー、金沢21世紀美術館などで展示されている。