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JINMENUSAGI

バブル経済の崩壊と時を同じくしてこの世に生まれ落ち、官庁や政党ビル、商社が連なる街で育った少年はいつしかラップ・マシーンとして覚醒する。時事ネタを交えたブラック過ぎるジョークやファッションの流行、さらにはインターネットスラングでさえも独自の日本語観でリリックに仕立て上げとにかくスピットしまくる彼は、盟友DubbyMapleとともにインディペンデント・チーム「業放つ(ごうはなつ)」として日夜ヒットソングメイクに励む。そんな彼の姿はまるで押し寄せる感情の波をキャンバスにぶつけたゴッホのようだ。