ステファン・ゴ-ルドマンは、現在のテクノ界で最も大胆に音楽を探究するアーティストの 1 人として常に評価されており、彼の DJセットは、主宰レーベル”Macro”にも適用されている最先端の原則に基づいて進化し続けている。現在までに、SXSW (South by Southwest)、Mutek、Time Warp 等々、主要なフェスティバルに出演しており、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アメリカ大陸を定期的にツアーしている。
2006年からBerghainで定期的にプレイしているが、特にここ数年、日曜日のメイン・フロアでくりひろげられる彼のプレイは、Berghainでよく知られた定番となっており、そのサウンドは強烈でありながら、おそらく現在、Berghainで聴くことができる最も多様・多彩なミュージック・ジャーニーというべき時間帯を作り出している。そして、Berghainのマンスリー・プログラムに影響力のあるコラムを執筆し、そこから着想した「Electroacoustic Salon」イベント・シリーズを創設した。
テクノの実験的可能性への関心は、彼の才能をクラブの領域をはるかに超えた芸術的領域へと導くことになった。それは、映画のサウンドトラック作品をはじめとして、アンサンブル、コリオグラファー、ビジュアル アーティストとのコラボレーションなど多岐にわたっている。そして、ベストセラーとなった書籍 “Presets – Digital Shortcuts To Sound” は、彼のダンス トラックと同様に彼の生み出した作品の中で不可欠なものとなっている。これまでの数多くの特別プロジェクトのなかには、京都の法然院、ロサンゼルスのLACMA博物館、ブエノスアイレスのCCKセンターなどの歴史的伝統のある会場での完売となったソロ・パフォーマンスが含まれている。
2020年以来、彼はベルリン・フィルハーモニーで “Strom Festival” をキュレートしている。そこには、Nina Kraviz、Marcel Dettmann、KiNK、 Ryoji Ikeda、Robert Henke (Monolake) らが出演し、実験的な音響・映像から激しいピークタイム的なものまでをまとまった1つのヴィジョンとして提示している。
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