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RAHA’s thoughts - vol.10:『RHADOO / Beat In Me』





年末もたけなわ。今クリスマスを挟んでこれを特急で書いています。そして僕は12/27、明日金曜の夜から日本を出て2週間半再び海外へ。今回は南米ブラジルに行って来ます。何故なのかは今は秘密。そして年明けそこから帰国したらすぐその週末は韓国SeoulでのDJが入っています。なのでその前に何があってもこのレポートだけは書き終えなくてはならない。でないと今年が終わらない。そんな事情も加わり、今回のレポートはほんとにサッと簡潔にいきます。そして、パーティー前後でSNSに僕が投稿した主要なメッセージも多数引用する形式で進行させて頂こうと思います。僕のインスタなど全部追ってくれている方達には重複してしまう部分もあるかもしれないですがご容赦下さい。
また、今回会場が写真NGのVentいう事もあり、パーティーの写真は基本ありません。それでなくても彼との時間ではいつものように写真はほとんど撮っていません。彼の写真は僕のiPhone内に潜ませるお互いのプライベートのものしか基本ないので、食事や美味しく飲んだお酒などといった写真のムードでお許しを。

最初にこれだけ言っておくと、あの夜は最高の一夜でした。特にオープン後の早い時間からラストまでの全部を見て聴いてくれた人は僕の言うその意味がより分かってもらえるのではと思います。少なくとも、僕の終わり30分ぐらいから彼のプレイをほとんど全部聴けたという人達にとっては、交代からの流れも含めてパーティーそしてDJの一晩のプレイの感じがよく伝わったのではないかと思っています。
Rhadoo本人の、パーティー終わって店を出た直後2人になってからのあの心底楽しそうな笑顔。これまで付き合ってきた中で一番の笑顔だったかもしれないです。Rhadooのプレイ、今回実に深い興味深いものでした。これも特にまた一部だけを切り取って体験した人にとっては、今までのパーティーの中でも一番ぐらいになかなか伝わりづらいのかなと感じています。正直あれは彼のど頭から流れで全てを聴いてないと感じ方が人によっては全く違うものになっちゃうかもしれないと感じました。何と言うか、あれを表現する言葉が今回本当に難しいけれど、Rhadooのプレイもパーティーも、とにかく “凄かった”!


ではいきましょう。

4月のRPR SOUNDSYSTEMでの来日の時点で、年内に彼の単独公演を実現させようという話しはしていました。
いつもよりもだいぶ余裕を持って、半年前の5月にはもうこの日のパーティーは決まっていました。

そして9/10、いよいよ開催発表。


- RHADOO / Beat In Me –

FRIDAY 29 November 2024
@VENT

=ROOM1=
RHADOO ([a:rpia:r])
RAHA (Beat In Me)


【世界のアンダーグラウンドミュージックを席巻するルーマニアンサウンドのボス、Rhadoo。五年ぶりとなる待望の東京単独公演が決定!】

Petre Inspirescu, Rareshと共にレーベル[a:rpia:r]を主宰し、その絶対的存在で世界に君臨するキングRhadooが、Beat In Meに登場する。

ミニマルテクノ/ハウスシーンにおいて重要な位置を占めるルーマニアン・ミニマルを紹介するパーティー “Beat In Me” 。昨年11月に同じ[a:rpia:r]の一角Petre Inspirescuを招いての開催では、年間でもあまり体験する事のできないほどの最高なバイブスに満ちた素晴らしいパーティーとなった。

そのPetre以来の開催となる今回は、アンダーグラウンドシーンの最重要人物、RhadooがVENTのフロアーに初登場する特別な開催となる。今年4月にRPR SOUNDSYSTEMとして、Petre Inspirescu, Raresh, Dreamrec VJと共にLIQUIDROOMで披露したあの最上級のプレイはいまだ人々の記憶の中に鮮明に残っている事と思われるが、今回単独での東京公演は、なんと2019年11月以来5年ぶりの実現となる。

ROOM 1ではRhadooと共にBIMレジデントのRAHAが出演。ROOM 2にはこの日はDJをブッキングせず、ROOM 1の音を引いてVENT全体を一つのグルーブ・音でまとめ上げる希少な1日となる。

また、素晴らしいパーティー環境を担保するために、入場チケットは限定数での販売となる。

世界のダンスミュージックの最高峰の一人Rhadoo、そのグルーヴをリアルに体感する貴重な一夜となる。




今回のこのパーティーへの意図するところ、僕の考えなどは、前々回&前回のこのRAHA’s thoughtsでも書いてきているので、一応以下にそれも引用しますが、このページを見てくれている人のほとんどはほぼみんなこのメッセージはパーティーの前に既に受け取って理解ができているものと思っています。また、僕のこの『RAHA’s thoughts』は主にそういった人達に向けて向こうの本当のカルチャーを伝える場でありコミュニティーであると考えているので、どうぞよろしくお願いします。



ー 9/ 18 SNS ー

限定チケット、既に販売開始しています。
チケットなければ当日来て頂いても最後まで入れなかったまであるので、どうか本当に好きな方、getし損ねのございませんようお願い致します。当日はdiscountの類いも一切ありませんので、この定額の正規チケットか少数の関係者としてのご招待か、のみになります。

今回のこの限定数を決めてのパーティーは初めての試みになります。本当に好きな方だけが集まると思うので、おそらく今までで一番純度の濃い特別なパーティーになるでしょう。


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これは前々回Vol.8 (9/26リリース) からの抜粋

先週既に発表されているように、Rhadooの5年ぶりとなる単独での東京公演の開催が決定しました!
去年コロナ禍以降初の来日プレイを大阪そしてParamount Festivalで行いましたが、東京での公演は実現していませんでした。
今年の4/5、RPR SOUNDSYSTEMとしてLIQUIDROOMで東京のファンの前に4年半ぶりに姿を見せましたが、ここ東京にて彼単独でのプレイは2019年11月のContactでのBeat In Me以来、なんと5年ぶりの実現となります。みんなこれを本当に待ち望んでいたと思います。この僕自身を含めて。

今回は熟考の上、Ventでの開催を決めました。ヨーロッパで非常に多くのキーパーソンと、アンダーグラウンドの密でコアなパーティーには300人のハコがbestだよという話をこの1年よくしました。多くの人にRobert Johnsonが世界のbest clubだと言われるまさにその要素の一つ。以前Rhadooのパーティーをやった時に、ある年予想以上に人が来てしまって、パーティー的には大盛況で誰もが大成功と思っていたその日、僕自身は冷静に店内の様子を一晩観察して、ある意味でこれは危険だと思いました。極端に言うと、Rhadooだからこの日は絶対に来た、もしくはRhadooというすごくカッコイイ音のartistがゲストだから聴いた事はまだないけど行ってみようよ、というのではなく、カラオケ行くかクラブ行くかどうする?のノリで、結果なんか今日大きいパーティーっぽいから行こうよという流れでただ騒ぎたくて来場したと明らかに見受けられる人が結構散見されました。その結果、店内の、更にはフロアー内のバイブスは僕が本当に求める姿とは少し異なる要素も含む散漫な部分もところどころに混じってしまっていました。
これではない、この音をもってやりたい事は、と思った日でした。
決して大きなキャパ、多人数が悪いというわけではないんだれど、今回はRhadooに対しては逆に少し小さいんじゃないの?ぐらいのキャパでの、より混じり気のないパーティーを実行する事にしました。Ventのキャパを考えると、普通にやってしまうと今までのRhadooの実績を考えるとキャパオーバーでギュウギュウ過ぎ。踊るのに決して快適なパーティーにはなり得ません。なので、店内の瞬間人数をVentのちょっと “激混み過ぎ” になった他の日よりも抑えて、もちろんかなり混んではいるけど遊ぶのに不快にはならない人数に制限してのパーティーとする事を一番最初にVentさんから提案されました。なので、チケットはその総人数から絶対必要ゲスト分を引いた数きっかりしか販売しません。事実。
当日は、常に店内瞬間人数をカウントしていて、要はその人数分だけ出している前売りが売り切れたとして、その人達が仮に全員ずっと店内に居続けたら、チケット買い損ねて当日早くから来て並んでいた人も最後まで入れないという事。満員だったら、少し人が出たらその同数待ってた人から少し入る、というシステム。なので、特に本当にRhadooが、そしてBeat In Meが好きで支えてくれている人達、ルーマニアシーンのコアなファンの方達には、この限定の前売りを買いそびれる事はしないで頂いたいと切に願います。今回値段は高いです。結構。販売数制限してますから。その分、今回のパーティーに来るお客さんは、この前に触れたような、週末だからただ来て下手したらフロアーで手拍子もしかねないというような方向性も含むような人、今目の前でプレイしている人がどういう人かとかほぼ分からずにただ来ている人、というのは基本一切含まれなくなるのではと思っています。そういうような人はこの前売りチケットわざわざ買わないよ。

今回は新しい試みをしています。ものすごくコアな中身の詰まったパーティーになると思います。
ディスカウトとか一切ありません。また、人数の上限が決まっているので、チケットgetしてなかったらいつも来ている人でも僕自身も救済してあげる事ができないと思います。前売りが上限数に達する前に必ず入手して下さい。

Rhadooの事が本当に好きで、チキショー高いけど行くしかないじゃないかこのやろー、という同じぐらいの “好きさ” を持った人達で店内を埋め尽くしたいと思っています。
この日のフロアーはとんでもなくdeepで最高なものになるだろうと期待しています。僕自身、国内ではあまり感じた事がないような空気が感じられるのではと、いつも以上に心から楽しみにしています。Rhadoo本人をこの日のみんなで生み出すバイブスで感動させたいとも思っています。

同じ嗜好を併せ持つ同志達よ、11/29(金)、VENTで朝まで共に踊ろう。


ー 以下の文、9/24 RAHA X (Twitter) より ー

今回の発券総数はVENTのキャパを考え300枚限定となっています。残チケットは現在のところはまだ余裕があります。ただ、あと残り何枚というような都度のアナウンスはしませんので、購入に関してはなくなってしまったとなる前に各自のご判断でお早めにお願い致します。


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ー 11/ 25 SNS ー

【重要なお知らせまとめ・今一度必ずお読み下さい】


いよいよ今週金曜日、Rhadooの5年ぶりとなる単独東京公演が開催されます!
昨年、Paramount Festivalと大阪でコロナ禍以降初めての来日プレイを行いましたが、東京では実現していませんでした。
今年の4月にはRPR SOUNDSYSTEMとしてLIQUIDROOMで東京のファンの前に4年半ぶりに姿を見せあの最上級のプレイを披露してくれましたが、ここ東京でRhadooのソロでの公演が行われるのはなんとコロナ前の2019年11月のContact以来。この特別な日をこの僕自身を含めて多くのファンが待ち望んでいたと思います。

今回は熟考の末、Ventでの開催を決定しました。Rhadooのこれまでの集客数から考えると間違いなく少しコンパクトかとも思われる規模のキャパで、尚且つ必須条件としての最高のサウンドシステムを備えたこの箱で、フロアー内は言わずもがな、店内全域において、純粋にRhadooの音楽を心から堪能したいという目的を第一に持ち合わせる人々が集結した、いつも以上に来ているみんなの「好き」具合の密度の濃い、deepでコアな、そして不必要なファクターは極力省かれた混じり気の無い空間にしたいという、僕Beat In MeとVentの思いが込められたパーティーです。

普通にやってしまうと、いつもの彼の集客を考えると、「混み過ぎて踊れない」「店内があまりに快適でない」夜になってしまう事が容易に予想されました。それでは最高の気持ちいいパーティーとは言えないと店も僕も思っているので、今回のパーティーは瞬間の入場人数に上限を設けさせてもらっています。世界最高のダンスミュージックを快適に楽しむ事ができる上限内の人数としています。ですので、前売チケットもその人数に準じた数しか出していません。チケットが売り切れたらそれまで。前売りを買い損ねた状態で当日来て頂いた方は、店内の人数が一定数減るまではご入場頂けませんのでご容赦下さい。

素晴らしいパーティー環境を担保するために販売チケット数に制限がかけられているため、必然単価は若干高くならざるを得なかった事をファンの皆様ご理解頂けると幸いです。ご理解とサポートありがとうございます。

ROOM 2にはこの日はDJをブッキングせず、メインフロアーからケーブルを引き込み、ROOM 1の音を流しVENT全体を一晩通して一つのグルーブ・音でまとめ上げるという、これもまた他の日では決して実現しない貴重な試みとなります。どうぞRhadooの音を切らす事なくタバコを存分に吸って下さいw

なお、今回はRhadooのDOMMUNEへの出演はありません。

今回のこの限定数を決めてのパーティーは初めての試みになります。Rhadooの事が、そしてこの日の音楽ジャンル・シーンが本当に好きだと言う方の割合がこれまで以上に高くなることが期待されますので、おそらく今までで一番純度の濃い、大変特別なパーティーになる事でしょう。この日のフロアーはとんでもなくdeepで最高なものになるだろうと今から期待しています。僕自身、国内ではあまり感じた事がないような空気が感じられるのではと、いつも以上に心から楽しみにしてきました。

趣向を同じにするみんなのvibesとattitudeで、Rhadooもビックリさせるような最高の空間を一緒に作りましょう!
金曜日、Ventでお待ちしています。


[Important Announcement – Please Read Carefully]


This Friday, Rhadoo will be performing his first solo show in Tokyo in five years!
After his post-pandemic return to Japan with performances at the Paramount Festival and Osaka last year, Tokyo fans have been eagerly awaiting this moment. Earlier in April, RPR SOUNDSYSTEM graced the stage at LIQUIDROOM, delivering an unforgettable set after a four-and-a-half-year hiatus in Tokyo. However, this marks Rhadoo’s first solo performance here since his appearance at Contact in November 2019. Many, myself included, have been looking forward to this special day.

After careful consideration, we’ve decided to host the event at Vent. Although the venue might feel more compact given Rhadoo’s usual draw, its top-tier sound system and intimate atmosphere make it the perfect space for this occasion. This party is crafted with the goal of creating a space where true fans can immerse themselves in Rhadoo’s music without unnecessary distractions―a deep, core experience built on pure passion for the sound.

To ensure this, we’ve placed a strict cap on the number of attendees at any given time. We aim to avoid overcrowding and maintain a comfortable environment for everyone to enjoy the world’s finest dance music. Pre-sale tickets are limited to this capacity, and once sold out, no additional tickets will be available. If you don’t secure a pre-sale ticket and come on the day of the event, please understand that you won’t be able to enter until the venue’s occupancy decreases.

To provide this high-quality experience, the number of tickets available has been strictly limited, which naturally results in slightly higher ticket prices. We truly appreciate your understanding and support.

On this night, ROOM 2 will not host a separate DJ lineup. Instead, audio from the main floor will be played throughout the venue, creating a unified groove and sound that will fill the entire space―a rare and unique setup just for this event. Feel free to step into ROOM 2 and enjoy Rhadoo’s music uninterrupted, even while taking a smoke break!

Additionally, Rhadoo will not be appearing on DOMMUNE this time.

This party is an experiment, with its limited capacity and focus on creating a high-density vibe of true fans who genuinely love Rhadoo, this genre, and this scene. We expect it to be the most concentrated, pure, and special event we’ve ever hosted. I’m confident the floor will be deeper and more incredible than ever, and I’m looking forward to an atmosphere unlike anything I’ve experienced in Japan before.

Let’s come together with shared vibes and attitude to create a magical space that will surprise even Rhadoo himself! See you all this Friday at Vent!


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そしてパーティーの週の月曜夜、ついにRhadooが到着です。

ー 11/ 25 SNS ー


Rhadoo今夜遅くに無事来日しました。
今回のパーティーの意図するところを改めて丁寧に説明し、その辺の相互理解もしっかり共有共感する事ができています。この前の【重要なお知らせまとめ】の中にも書いたように、Rhadoo本人も今回のパーティーのフロアーのバイブス、すごく楽しみなんだとの事です。みんなでこの日をハイレベルな最高の夜にしよう!


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今回最初から、何というかとにかく信頼が格段に深まっているのを実感できた。彼とのパーティーやらせてもらうようになってから12年。この間日本でのパーティー開催だけでなく、夏は向こうで一緒にパーティーしまくっている。気付くと結構時間を重ねてこれてきたなあと最近思う。

そして最高の人選が実現しました!
この日のVENTでは、日本国内におけるLighting Jockey (Lj)の第一人者であるAiBA氏に照明を担当してもらいました。Beat In Me始め、僕RAHAのパーティー・イベントに出演してもらうのは今回が初めてとなり、パーティー前から大きな楽しみが一つ増えました。
今回Rhadooも僕のpost見てて、AiBAクン出演の事話したら、彼の事分かってて、日本のNo.1だとしっかり理解してて非常にアガッてました。当日が楽しみです。




パーティーに向け英気を養う。ビックリするような楽しい事もいっぱいしたな。初めての事今回たくさんした。


今回DOMMUNEはやらなかったけど(4月にRPRの前日にプレイしたから)、宇川くんに会いに行こうと言ってスタジオ行ったり。

そして今回、DJの事も色々聞けた。二人の話だからここで披露できないが、自分の中でもDJというものに対して大きな階段を登る事ができたと感じている。僕自身も自分に対しても当日が実に楽しみになった。そう言えば、この前の週にMutekのプライベートアフターパーティーというのが東間屋であって、どういうわけか僕がオープンで2時間回す機会を頂いた。その時の話をして、最初の1時間人もまだそう来ないのでめちゃスローかけてて、後半人が来てものすごく盛り上がった、いいお客さん達だったという話ししたら、溜めて溜めてその後に一気に盛り上がるんだよと。




さあいよいよ当日。
同じホテルの一室でパーティー前最後の投稿を。



VENTサウンドチェック。
店から一番近い1台だけの駐車場がなんと空いてて駐められた。super lucky。Rhadooも、僕が誰よりも一番駐車に関してラッキーだといつも思ってると言ってた。僕が人生常にラッキーなの、彼分かってる。

Lighting AiBAももうセッティングしてた。今日はミラーボール入れてもらった。


Rhadoo、店メチャクチャ気に入った。最初から。そして音も。





終わって、そのままずっといようかなと言ってた彼はやはり少し休みに一度ホテルへ。

今日のミキサーはCondesaで、僕自身はプレイで使うの多分初めてだった。Variaは何回かあるんだけどな。徐々に慣れてったけど、使い始めると位置がオーソドックスでやりやすいかも。CDJ3000はいつまで経っても慣れないよ。

20分押しでオープン。最初は思いの外、人少なかった。が、徐々に増えてく。いい感じ。0時にはだいぶ埋まってた。そこらへんから上げていった。ちょうどよかった。頭から122。交代時は124に。今日のプレイすごくいいぞと思った。自分でも満足できた。
この日のこのプレイ、SoundCloudにあげてあるので是非みんな一度聴いてみて下さい。説明するより聴いてもらった方が早い。僕がこういう感じでRhadooに渡したというのが分かります。今回かなり手応えありました。



DJの最後にブースにスケシンくん来てくれた。彼は4月のRPRにも宇川くんと2人で来てくれたが、これは本当にすごいカルチャーを作ったと言ってくれる。90年代の裏原宿のカルチャーを作った張本人の口からそういう事を言ってもらえるのはすごく嬉しいよ。

1時ちょい交代。その前に一度しっかり軽く盛り上げてからまた落ち着かせた。気付くともうフロアー満員になってた。
Rhadooがブースに立って歓声が。そして代わった直後音下げた。モニターも。音がそしたら上品に聞こえた。俺まだまだ勉強だ。

外出てみると、フロアーはパンパン。外はまあまあか。
この日、とにかくフロアー内の雰囲気が四六時中ヤバかった。すごかった。サブフロアーもケーブル引いて同じ音流してたの大正解だった。あれすごくよかった。みんな笑顔で最高と言って来る。感謝と。こちらこそ感謝だ。ありがたい。
そして、さっきまでの自分のプレイめっちゃ褒められた。日本人もそして特に外国人に。海外からもいっぱい来てた。Rhadooの友達のギリシャの人、更にはテルアビブから来たカップルでSunwavesなんかも行ってると言う人は、1ヶ月日本に居て今日がベストだって。それはそうだろ(笑)。ブラジルから来た人達。なんか彼もオーガナイザーと言ってたな。とにかく外人の人がみんなすごいよかったとわざわざ言って来てくれた。俺を見つけてそれだけ言いにフロアー出て来て、手短に伝えてくれたらサッとすぐまたダンスフロアーに戻って行く。最高だった。

そして肝心のこの日のRhadooのプレイ、何と言ったらいいのか、これだけ聴いて向こうで彼のプレイを体験し続けているこの僕が、これまで初めて聴くスタイルだった。正直言葉ではよく説明ができない。全体を通して、特に最初の2時間はすごくサイケなfeeling。そして超groovy。その中でも特に一晩通して定期的に何度も何度も訪れるあの言葉にできない空間の支配、あれは究極のmixのなせる技に他ならないという事が最近更によく分かってきた。あの音の聴こえ方・空間の感じは世界広しと言えどもRhadooにしか作り出せない時空の感じだと思う。あの時間が訪れる時、フロアーに居る人多分全員同じ感覚に包まれているのだろうな。どう真似てみたくてもあの音の重なりは全く作り出せない。
2時間ぐらい経過した頃から、テクノの要素が強くなった。コロナの間3年間聴いてなかったけど、復帰してから(自分が)去年と今年とで国内外合わせ15回近くは彼のプレイ聴けている。それでもこの日のプレイスタイル、初めての体験だった。俺が聴いた事なかったっていうだけかもしれないけど、とにかくこの自分も初めて聴くプレイで、すごく新鮮だった。テクノ要素強いなあと思うとスッと今言った空間を支配するあの心をわしづかみにされるような時間が定期的に訪れる。
とにかくこの日のプレイを言葉でうまく説明する事は僕には難しい。フロアーの右後ろの方で常に元xxニークのTクンが踊っているのを発見。ああ、来てくれたんだあ、と話しかけようとするも常に目を閉じて完全に音に入り込んで踊っているので、今は声かけるの止めとこうと思ってまたしばらくして通りかかると、やはり依然として目を閉じて音と一体化している。何度通りかかっても彼が目を開いている時は最後までなく、結局この現場では声をかける事はできなかった。が、この日のプレイが自分の中であまりに解釈が簡単ではなかったので、その週に電話して2時間半ほど話し込んだ。Tクン曰く、いまだにあのプレイを彼をもってしてもきちんと解釈する事ができていないと、なんだけどとにかく ”凄かった”、凄いものを見た、と。まさに同意見。これだけ見て来たのに初めて聴いたスタイル(僕は)。正直まだよく分かり切れていないが、とにかくすごい時間だった。次Rhadoo本人に会って聞けそうだったら少し尋ねてみようと思ってる。あの日のRhadoo、このページの最初の方に書いたように、一晩の流れで聴かないとあれは理解できないプレイなんじゃないかなと正直思う。最初の2時間が経過しテクノライクが強くなったぐらいの時間から入ってきた人には、最初からの流れで聴いてフロアーに没入し続けてた人達とはまた意見が全く違ったものになるかもしれないな、と思った。パーティーの前に、DJのプレイはその時の目の前のフロアーの人との間で、目の前のその時の感じを感じて適切な感じでやる、それが正解だと聞けてた。ホントそれが真理だと聞いて思ったし、この日のオープンでもそれを心に留めてプレイした。それにしてもこの日のRhadooのプレイ、進化の度合いがすごくて、きちんと理解するにはまだ時間がかかりそうだ。人によっても様々な感想が聞ける事だろうと思っている。

そして忘れちゃいけない、この日のLighting、最高だった、本当に。映像で見せられないのが本当に悔しいぐらい、素晴らしい空間を作ってくれていた。音と本当にマッチした照明だったな。Lighting AiBA、素晴らしかったです。

5時過ぎて残ってる人はほぼ全員フロアー内。フロアー内の密度最後まで変わらずにあれはすごかった。
6時終了。最後長い時間抱擁を交わした。少しだけ考えもしたがワンモアはなし。よかった。ブースの中で二人で座る。2013年のあのChaosのブースの中を思い出す。2018年2月のContactでの僕のバースデーでの9時過ぎまでやった時もまさにそうだったな。

一晩、ステージにも居たし、フロアー内をよくあちこち滞在した。音と共に、人々の反応・感じをずっと見てた。Beat In Meの主軸のお客さん達はホントずっと中に居た。よい。今日の特にフロアーの中、相当ヤバかった。1日を通して、もうちょっとだけ人来ててもよかった気もするが、でもまああれが今のこの東京の実力。よい。

店出てすぐRhadooが、Ventの事そして今日のパーティーの事、他にないぐらい完璧だったって言ってくれた。サウンドシステム、客層、パーティーの雰囲気、店の造り、スタッフ・・・。最高の夜だったという言葉をこの先生の口から何度も耳にする事ができた。本当にナイスパーティーだった。ひよらないでちゃんと遊びに来てくれこの異次元の夜を一緒に演出してくれたお客さんみんな、そして理解・価値観を共有してこの素晴らしい夜を一緒に作り上げる事ができたVENTスタッフの皆さん、みんな本当にありがとうございました。


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ー 12/5 SNS ー


遅くなりましたが、先週末の RHADOO / Beat In Me に来て頂いたみなさん、誠にありがとうございました。期待していた通りの、或いはそれを上回ってくる最高のパーティーにする事ができました。2つ前の投稿で書いてあったように、今回は「この日本が更に深いところに進化するかどうかの大事な1日だ」と思っていました。一晩通して、ステージ上だけでなく、店内至るところを常に巡回していましたが、特にあのフロアー内のバイブスはいつ行ってみても本当にamazingの一言でした。

会話の細かい内容は2人の間の事なので詳しくは書きませんが、終わった後Rhadoo本人にも、今日のパーティーは全ての要素がamazingだった、こんな全てがバッチリなパーティーはまずない、というような事を言って頂けました。
RPRのパーティーはまた違う話として、彼を単独で開催したこれまでのパーティーの中で、今回が断トツにベストの反応。本当に満足してもらう事ができました。

僕が今回目指した狙いは間違っていなかった。そして、今回、チケットの料金を通常より少し高く設定したのにも関わらずこのパーティーに集まってくれ、そしてこの夜の意義もしっかりと理解してくれた上で参加してくれ、このamazingな夜を共に作り上げてくれたみんな一人一人に、心からの感謝の気持ちを伝えたいです。
そして同時に、よくぞしっかり気持ちを共有してくれてのあのフロアーだったのだと、オーガナイザーの立場から見て、皆さんの事を誇りに思っています。

これからこのシーンを更に高みへと導いていくために、世界でも他に類を見ない素晴らしいシーンを共に築いていきましょう。

初めてBeat In Meの照明を担当してもらったLighting AiBAも本当に素晴らしかった。音とLightingが実にマッチしていると感じました。

そして、Rhadooの前を務めた自分自身のDJにも、この日は自分でも納得のいく出来でした。これまた大変重要なミッションを無事果たす事ができ、ひと息付く事ができました。

改めて、今回のこの非常に特別な夜に参加頂いたみなさんに心からの感謝の気持ちをお伝えします。最高でしたね。またヤバいパーティー、やりましょう!


Thank you for your patience―here’s my reflection on last weekend’s RHADOO / Beat In Me.

First, a heartfelt thank you to everyone who came. The party was everything I’d hoped for―and even beyond that. As I mentioned in a previous post, I felt that this night was a pivotal moment for pushing the scene in Japan to an even deeper level of evolution. Throughout the night, I wasn’t just on stage but moving around the venue, and I can say without a doubt that the vibes on the floor were simply amazing every time I stepped in.

Although the details of our conversation are personal, Rhadoo himself shared that this party was amazing in every aspect. He said it’s rare for everything to align so perfectly like it did that night. Among all the solo events we’ve done with him (aside from RPR shows), this one stood out as the best in terms of reactions and feedback. It’s safe to say he was genuinely happy, and that means the world to me.

The vision I pursued this time was absolutely on point. And to everyone who joined us, even with ticket prices slightly higher than usual, fully understanding the significance of this night and co-creating this amazing experience―thank you from the bottom of my heart. I’m also incredibly proud of all of you for sharing and contributing to the energy that filled that floor.

Let’s continue to elevate this scene together and build something truly exceptional and unique in the world.

It was also the first time Lighting AiBA handled the lighting for Beat In Me, and he did an absolutely fantastic job. I felt that the sound and lighting matched perfectly.

On a personal note, I was also satisfied with my own DJ set before Rhadoo took the stage. It was an important mission, and I’m glad I could carry it out successfully.

Once again, thank you to everyone who joined us for this very special night. It was truly unforgettable. Let’s make the next one just as insane―see you on the dance floor!

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この投稿を見たRhadooさんからも、すぐに “very nice post” というメッセージが届きました。正しく進めている。今回、本当に意義ある事ができた。

また、Beat In Meにずっと来ているコの投稿を一つ引用させてもらいますね。



翌日土曜日は素敵なランチを食べてから大阪へ。




今回の大阪はSTAR FESTIVAL presentsのSUNHALLでの豪華なパーティー。向こうでは2時間のプレイだったようだが、大阪もよかったようだ。メインフロアーは人ちょうどいい感じだったようだ。


東京戻って来て、面白いところへ連れてってみた。案の定とても喜んでくれたようだった。しかもちょうど一緒に居た連れの友達はギリシャの建築家だったから、本当によかったっぽい。ナイス。


金曜日VENTでやったクオリティーがあれこそ望んでいたものだったと言ってもらえた。今回もあのRPR@LIQUIDROOMに追随する本当にいい仕事ができた。
パーティーの後の会話でもまた一つ[a:rpia:r]についての学びがあった。
また、mixの秘密を一つ教えてくれた。でも理解はするけど実際にものにするまでには相当な時間がかかるだろうな。

今回9日間全部毎日会ってたな。また新たな発見や学びにも満ちた、パーティーだけじゃなく自分にとっても非常に意義ある時間だった。
今回のVent、最高のパーティーでした。サポートしてくれた人達もみんな、いつもありがとう。遊びに来てくれ一緒にこの最高の夜を作ってくれたお客さん達、みんな本当にありがとう。また次も超ナイスなパーティーを一緒に作りましょう!
See you on the next dance floor!



* Facebook Event Pageでは、重要な動画やトラック・Mixなどの有益情報を全てまとめてあります。最近FBやってる人もうだいぶ減ってしまっているかと思いますが、必要な資料を一気に参照できるので、興味ある方は是非こちらを見てみて下さい。
https://www.facebook.com/events/1051240996459122/?active_tab=discussion