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Ibiza Through RAHA’s Eyes - vol.36:Berlin


4/10 (木)
みんな久しぶり。
さて、レポート書くのおっつかなくて少し間空いちゃったけど、春の旅編、スタートします。
今回は1ヶ月。去年のこの時期の旅をほぼ踏襲した感じの旅となる。今回はまずBerlinに2週間、そしてRomaniaに2週間。そのうち首都Bucharestに1週間潜入してから、メインのメニューとなる、去年に続いてのMamaia BeachでのSunwavesへ。かなりバッチリなコースだよ、これは。

とにかくこの1ヶ月、今回の旅も濃厚だった。そして、これまで幾度となくこうした旅を続けて来てるけど、今回はその中でもトップクラスに疲れた。それだけ充実してたって事だろう。そして、今回から思った事は、このコラム、あまりにも字数をたくさん書き過ぎないように注意しようと思う。同時に写真の点数も、あまりに多くなってくるとデータが重過ぎて携帯とかだとより見づらくなるとの指摘もあるのでホントほどほどに。とにかくあまりに細かく書き続けてると、この俺があまりにもしんどくなってきて果ては書く事に疲れ果ててしまうので、それだと本末転倒。なのである程度ボリュームを抑えるつもりで書いていくからみんなそのつもりでご容赦願います。



今回、この旅行前に済ませておきたい事がいっぱいあって、旅の直前ギリギリまで頑張ってやっていたけど、30ぐらいのTo Doのうち、どうしても4~5コが終わらせられずに旅へと持ち越しになった。クソッ、口惜しい!

いや、しかし今回に限った事ではないけど、ここのところホントEUROが高過ぎて(と言うより円が下がり過ぎてて)、海外を旅する者にとっては本当に辛い。今回の旅の最中のアベレージが 1ユーロ = 142円 ぐらいだったが、これは両替手数料やCITI BANKの現地通貨引き出しの際の手数料とかを加味するともうほぼ150円相当。ちょっと前までは100,000円はほぼ1,000ユーロの感覚で過ごせていたのが今は実質660ユーロ程度にしかならない。これはものすごく大きいよ。買い物やホテルにしても、100ユーロが10,000円だと思っていたのが、今は15,000円、それがタクシーも食事も全てそうなわけだから全く違う感覚と言っていい部分があったよ。


さて、出発!


今回はロシア航空を使った。そう、Aeroflotだ。俺の解釈の中では最悪な航空会社&乗り換えのシェレメチボ空港は最悪な空港の一つ。最後に使ったのは2006, 7年頃で、その頃はとにかく航空運賃も安いから時々使っていたが、飛行機というよりもとにかくこのシェレメチボ空港の空港職員の対応がマジ最悪で、もう二度とロシア経由の旅はすまい、と決意したものだった。
それが今回、、、使ってしまった。安さの誘惑に負けた。そしてシェレメチボ空港、、、マシになってた。去年の9月にモスクワにDJしに来た時すでにそうだったけど、空港新しくしたね。それと、今回はたまたまかもしれないが、どうしようもない空港職員に当たらなかった。普通に対応できていた。ヤツら反省したのか?
Loungeもまあ悪くなくて、これなら大丈夫かなと言う感じだった。でもVIP Loungeにして、ネットでもフリーWifiが30分しか使えないってやっぱりダメだなーと思った。


Moscowで乗り換えした後、夜遅くにBerlin着。少し寒いがそれほどでもない。今回はSchonefeld。ここ数年Tegelだったので、こっちの空港来たの3,4年ぶりだ。なんかすごく久し振りな感じがしたな。

今回の宿はいつものごとくRosentharer Platzだ。ホントは今回もっと下の方に宿を取りたかったけど、ちょうど色んなサイト見てたら日本人の女性が貸しに出してるアパートが、期間もちょうどぴったりで条件もバッチリだったのでここに決めた。それがやはりちょうど住み慣れたこのエリアだった。ほぼ毎年このエリアに泊まっているから新鮮さはないが、だいたいの事が分かっているから便利は便利だ。

今回お借りした1LDKのアパート。バッチリでした。


この晩、そして翌日は、行きたいパーティーももちろんあったがそこは自重して、近所を少し歩くぐらいでとにかく寝まくった。
外は雨降ってたみたいだ。昨日今日とやっぱ結構寒いな。Berlinあなどれず。ダウン持って来といて本当によかった。なかったら終わってた。

土曜日。夕方過ぎから近所を探索。このエリアはホント雰囲気がいい通りやゆっくりできる公園があって好きだ。



公園の丘の上のこぎれいなレストランでDinnerを済ませてからまたひと探索。


公園の横にある、ここのちょっとしたミニシアターみたいなとこ、好きだ。



そしてそのままULA Berlinへ。


DJ Aosawaが居る日本食レストランで、去年もここで紹介したが、美味しい日本食を食べさせてくれる。雰囲気もとてもいい。
ここで今地下のgallerlyで毎週土曜日にDJが入ってパーティーを開いてるとの事でさっそく来てみた。


この日はRichie Hawtinのパーティー『Enter.』でSake Barのレジデントを務めるHitoちゃんが回していたよ。


多くの外人さんも含めいい感じに人も集まり、いい時間を過ごさせてもらいました。このLounge Partyは通常0時くらいまでらしい。
来週僕もこのパーティーに呼んでもらいました。Rainbow Disco Club主催で今こっちに住んでいるLaurant, Aosawaと一緒にDJします。




さて、ULAを出た後は今日の本編のNext Wave@HoppetosseへGO!


このNext Wave、この僕のコラムでも何度となく出て来てみんなもうご承知と思うが、Ibizaでやってる超アンダーグラウンドなパーティー。去年のクロージングでのRicardo & [a:rpia:r]、さらにはそのヴィラアフターは最高のパーティーだった。
俺はきっとこのNext Waveとは縁みたいなもので繋がっているらしく、今年の1月に初めてチリに行く事にするとちょうどその2週間の滞在期間内にNext Wave in Chile初開催が行われ、今回Berlinに来てみればちょうど着いたその週末にNext Wave in Berlinが行われる。
そういった巡りになっていて、俺もファミリーのみんなとその度に共に楽しい時間を過ごす事ができて本当に嬉しく思っている。

今回このHoppetosse。去年からできたClubで、去年はタイミング的に行けなかったので今回のこれが初。ここがとにかく最高だった。
ここは要はボート。停泊してる。そこがクラブになってる。店の感じは、外観からしてむちゃくちゃいい感じだった。そして最終的に、今一番好きなのはここだとすごく多くの人が言ってたな。観光客っぽいのも割と少なかったし、川沿いのボート、内装と感じは聞いてた通りRJに似てた気がする。


中に入るなり、RussiaのRoustan, Dani Cassarano, Felipe Valenzuelaと言った4ヶ月前にチリで遊んだ面々含め、イビサでそしてここBerlinでの前からの友達もたくさん揃っていて、個人的にもかなりいいムードですごくリラックスして遊べた。みんなといい時間を過ごせたな。特にBerlinの女の子チーム、すごくよくしてくれてホントありがたかったな。おかげで居心地がとても良かったよ。


Nicolas Lutz。多分。


いやあ、俺ここすごく好きだわ。


今日1日、みんなに「RAHA, 8月のxxxに絶対来なよ。ファミリーみんな集合してほんとに最高だから。」って言われた。どうしようか?通常8月はヨーロッパには絶対に居ない。VISAの関係もあるから。さて、今年の夏~秋はどういうプランにするか、この日から考え出し始めたよ。




朝10時に帰る。結構疲れた。大丈夫だけど。
明けて翌日は日曜日。Panorama BarでOnur OzerとCassyやってるから行きたかったけど、帰ってそのまま夜まで寝ちゃった。仕方ない。休むのも大事。

結局起きたの遅過ぎでPanorama行けずで、11時ぐらいから昨日に続きHoppetosseへ!
今日はBinhの主催(に近い)するパーティーNoon。これまたバッチリだ。そしてゲストにはMargaret Dygasと、なんと来たる6/7に僕がAIRで開催するパーティー『Beat In Me』にゲストで呼ぶ事が決定していたValentino Kanzyaniが!
これまた本当にバッチリなタイミングだったなあと思う。パーティー前に、ここでもこういうふうに書く事ができてるしね。いつも思うけど、なんかこういうの、ホント何か縁みたいなものがあるなあ、と思うよ。俺がBerlinに2週間滞在するその週にちょうど彼もgigが入ってそこで合流、さらに言うと、この3週間後に行くSunwaves15、そこでも今年は初日、2日目の昼間と、彼がヘッドライナーでブッキングされてた。俺がパーティーで招くその直前に俺の行く都市都市に彼もプレイしに現れてくれる。俺もそれをこうやって書けるからみんなにもより伝わりやすく本当にいいプロモーションにもなる。こういうタイミングとかって、ほんと何か縁を感じざるを得ないよ。

Noon:. at Hoppetosse
Margaret Dygas // Valentino Kanzyani // Binh
http://www.residentadvisor.net/event.aspx?586254

OpenからMargaret Dygas。店に着いたのが11時くらいで、1時くらいまでまだず~っとMargaretが超ダウンないい感じでやってた。これが素晴らしかったな。他の国でも何回もMargaret聞いた事はあったけど、いつもみんなが踊ってる普通の時間帯。日本でもやはりゲストで来るから当然いい時間に回すんだと思う。だからああいうオープンからのBPM100以下のexperimentalなと言うかああいうセットは俺はあんまり聞けた事がなかった。去年のAlmaで聞いたEasy Changesのsuper lounge setに近い感覚も持った。素晴らしかったな。


パーティーは昨日に続いて最高に楽しかった。彼女に続いてBinh、そしてValentinoがプレイ。今こちらに住んでいるYone-Ko, Stereociti始め、日本人の友達も数人遊びに来ていて、パーティー終了の朝9時まで楽しい時間を過ごした。最後はお腹が空いたなあ。

Binh


Valentino Kanzyani





ハードな週末の後はBerlinに来るといつも訪れるタイマッサージへ。疲れをしっかり取らないと。この日は帰りにはLaurantとトモの部屋に遊びに寄らせてもらったよ。


1, 2日完全に休み、なんとか復活。やらなくちゃいけない事も徐々に片付けていく。
そしてこの日は午後からまずMoritzplatzのJust Musicへ。楽器・機材屋さんだ。ここが本店。なんでもヨーロッパで一番大きいらしい。
行ってみると、何階ものフロアー全部にわたり様々な機材が置いてあり、たしかにすごく大きかった。すごくちゃんとしてた。探していた買い物もここで一発で見つけられたよ!


そしてこの日はSpace Hallでレコードを見てから


Valentino KanzyaniとのDinnerの約束の店へ。


Valeとどこでdinnerしようかって話して、Berlin来るといつも行くfavorite restaurantがあるからそこ行こうか、って言われて待ち合わせたここ。Fusionなんだか、美味しいAsian Foodだった。Hackescherの駅のすぐ近くで、初めて行ったけどいい店だった。偶然だけどそう言えばこの店の隣のビルのBarで去年DJしたっけな。

今明かすと、去年の9, 10月にIbizaで俺が1ヶ月半stayしていたのはこのValentino Kanzyaniの家だった。俺の他にOli, 隣の部屋にはRomaniaのXandruからAlexandra, そして心の友 Ian F, E/Tapeらとみんなで一つのでかいvillaで過ごした最高の時間だった。
Valeの彼女の作ってくれたご飯も何度となく食べた。そんなValentinoと、そして嬉しい事に今回彼女も一緒に、自分が日本でやっているパーティーに呼んで来てもらうと言うのは、俺にとってこの上なく嬉しい事なんだ。


そしてさらに明かすと、今回のこの6/7、オファーした時、本当は既に6/6, 7の金土でもう他のgigが入っていたんだ。去年からもう決まっていた彼のレジデントのパーティー。それを、彼ずらしてくれた。間違いなくギャラもそこより出せてないはずなのに。RAHAのパーティーに出たいって言ってくれて。お金も大事だけど、それ以上に大事なのはどういう素敵な時間を共に過ごすかじゃん!って言ってくれて。
彼、そう言う人なんです。プレイ自体、俺向こうで何回も何回も聞いてる。その上でオファーしてる。恩をただ受けたからとか何か関わったからとかだけじゃ俺は自分のパーティーには呼ばない。音がホントによくない限りは呼ばない。そしてその上で、彼本当に最高な人で素晴らしいバイブスを発している人なんで、是非日本のみんなとも色んな時間を共有してもらえたらなあと思って今回このパーティーに呼んでいます。

DJの事で言うと、彼の事を説明するのにこんな話しがある。
去年Ibizaのベストパーティーに認定された(笑)のはRichie HawtinのEnter.だった。9月の終わりにそのクロージングパーティーがSpaceで行われた後、昼からそのRichie本人のvillaでafter partyが行われた。一人行ってたSpaceのclosing partyからValeの家に帰った俺は、みんなと一緒にそのアフターパーティーへ。そこに出かける前からValeが、後で回してくれって言われてるからちょっと選曲するよ、って言って家でレコード選んでた。そしてアフターへ行ってみると回したのはRichie, Barem, Paco Osuna。全部Enter.のDJ達。その中で夜の8時から最後に回したのはなんとこのValentino。彼、Enter.ではないのに。意味が分からなかったが、要はそう言う人物なんだなと思った。そして、その時のプレイ、deepなgrooveが延々と続くあの感じ、本当にヤバかった。


そして、これを見ればどう言う存在かは一番分かり易いかと思うので載せておきます。ヘッドライナーが、2日目夜が[a:rpia:r]、3日目夜がRicardo、そして初日の夜(2日目の昼間も)はこのValentino Kanzyani。俺としては本当に説明がし易い。上でも書いたけど、Berlinと言い今回のこのSunwavesでと言い、なんか本当に巡り合わせがすごい。縁なんだなあと思う。


この僕の『Beat In Me feat. Valentino Kanzyani』@AIR、6/7(土)に行われるのでみなさん是非遊びに来て下さいね!
そして前日の6(金)には大阪CIRCUSでのプレイがありますので関西の方は是非そちらへも!




告知に関する事を多く書いてしまって申し訳ない。つい熱くなってしまった。
このレストランPAN ASIAでは、彼ら二人と色々な話ができた。日本の状況、クラブの話、Beat In Meの話、8月のヨーロッパのフェスの話、彼の故郷であるSloveniaの話など。
ご飯も美味しかったな。いいdinnerでした。




翌日は昼にスッキリ起きて、色々快適に過ごす。掃除したり洗濯したりも。日本との事も色々こなさないと!それにしてもこっちの洗濯機、表示がまだよく分からないなあ。

さて気分良く散策。家のすぐ近所にAuguststrabeがあるのはやっぱり素晴らしいと思う。ここをゆっくり歩く。すごく気分がいい。やっぱりこの辺り環境すっごくいいなあ。昔最初にBerlin来た頃この辺よく歩いてた時の気持ち思い出した。なんかすっかり忘れてたけどすごく大切にしたい気持ちとか思い出せたな。嬉しかった。


一度表の道に出たけどやっぱずっと裏を歩く。やっぱ裏道はお洒落でいいなあ。洒落たギャラリーも多いしな。そのままHackescherからまた戻って日本食・誠でブタ野菜丼食べて帰って来る。裏から表からよく見て歩いたらいい店いっぱい発見。今住んでるRosenthalerの周りも注意深くよく見たらいい店安い店いっぱい発見した。やっぱ分かってくると居心地が良くなる。ちょっと疲れたがすごく楽しかった~。




そんなこんなで今日でちょうどBerlinでの1週間が無事経過。そして今夜はこのあとPanoramaでLoco Diceの日。明日の午後2時まで。 続きは次回に!!







『Beat In Me feat. Valentino Kanzyani』

ー Facebook Event Page ー
(参加ボタンをお願いします!)
https://www.facebook.com/events/731466170231191/


ー B2F MAIN ー
Valentino Kanzyani (Jesus Loved You | Cadenza | from Slovenia)
RAHA (Beat In Me | Ooooze)
Ryosuke (lobust | so gut)
Taro (op.disc)
YASU (ARTEMIS)

Lighting - Motoki Takahashi


ー B1F LOUNGE ー
DJ SHIBATA (探心音 | the oath)
Tommy (V. | Technique)
P-YAN (ARTEMIS | OSUSHIDISCO)


ー NoMad ー
Katsuya and more


¥3500 Admission
¥3000 w/Flyer
¥2500 AIR members
¥2500 Under 23
¥1000 After 6AM



『世界が大注目のルーマニア・ダンスミュージックシーンを体感する夜』

世界のミニマルテクノ・ハウスシーンを凄まじい勢いで席巻中のルーマニアンサウンドを紹介する“Beat In Me”が、4回目の開催を迎える。これまでにPetre InspirescuやRhadoo等を招聘し、素晴らしいヴァイブスの溢れるフロアを体現してきた。今回メインアクトに登場するのは、PRIMATEやINTEC、YOSHITOSHIなどからのリリースで一世を風靡したスロヴェニアが誇る才人Valentino Kanzyani。3台のターンテーブルを駆使する技巧派であり、ハウス、テクノを探求し続け、現在はミニマルハウスへと傾倒するベテランアーティストである。ダンスミュージックの最前線をリアルに体感してほしい。


<Valentino Kanzyani>
スロヴェニアが世界に誇るアーティスト、Valentino Kanzyani。ヴァイナルオンリーレーベルJesus Love Youを主宰し、近年ではLuciano主宰レーベルCadenzaを中心に作品を発表している。DJとしては、3台のターンテーブルを駆使した巧みなプレイスタイルは高く評価され、ツアースケジュールは例年にも増して多忙を極めている。確固たる技術と経験に裏打ちされたルーマニアンハウスに通じるそのミニマルハウスサウンドは、まさに今のシーンを切り取ったと言うべきディープで延々と続いていくかのような中毒性の強い深いグルーヴで、アンダーグラウンドシーンの中でも一際高い評価を集めている。

『Valentino Kanzyani's Art Of Dark Mix - Pulse Radio Exclusive』