AIRに大注目のアーティストが初来日を果たす。TIMMY VEGAS、Soul Central 名義で04年に発表したDerrick May「Strings Of Life」のカヴァーが世界を揺るがすクラブ・アンセムとなり、その後もイタロ・ハウスのクラシックスNikita Warren「I Need You」を印象的なピアノ・リフでピークタイム向けにリメイクした「Need You Now」がヒット。
また、ソロとしてもPaul McCartney「Silly Love Song」を大胆にハウス・ミックスした「I Love You」をリリースするなど、つねに話題となる作品を世に送り出してオーヴァーグラウンド・シーンにまで名を轟かせてきたDJ/プロデューサーである。なかでも歴史的名曲「Strings Of Life」のカヴァーは、あらゆるパーティでヘビープレイされてきただけに、ダンスミュージックファンなら耳にしたことのない人はいないだろう。
■ Timmy Vegas from Soul Central
Andy WardとのユニットSoul Centralの片割れとして、DJ、プロデュースをこなすTimmy Vegas(本名Paul Timothy)。Led ZeppelinのRobert Plantのソロプロジェクトでキーボードを担当していたという経歴を持つマルチ・アーティストでもある。Soul Centralでは、テクノ界の大御所、Derrick Mayによる“Strings of life”のリメイク作が世界的大ヒットとなり、2004年を代表する名作となった。Defectedなどの人気レーベルにライセンスされ、多数のコンピレーション・アルバムに収録、そして全世界のDJに支持されたという人気を誇る。その認知度はオーヴァーグラウンド・シーンまで広がった。その証拠に、UKのナシュナル・チャートの上位にランク・インされた実績もある。そして翌年にはイタロ・ハウスの名作、Nikita Warren“Need you now”のリメキクでまたもクラブ・シーンを震撼させた。近年ではTowa Teiのリミックス作で話題に。Timmy Vegasとしてのソロ活動も活発化。名作Paul McCartney “Silly Love Song”をハウス・ヴァージョンへとマッシュ・アップした“I love you”などをリリースしている。現在、NYのゴスペル・シンガーBarbara Tuckerをフィーチャーした“Dutty Funk (We Can Do)”や、Sandy Riveraが主宰するBlackwizレーベルの“Disco sit”が話題となっている。DJは、彼のルーツであるソウル、ファンク、ロック、ディスコなどを織り交ぜたファンキー・ハウス・スタイル。本国は勿論、ヨーロッパを中心に多くのDJオファーを受けている。先日のウィーンでは、ディスコ・キングJoey NegroとDJセッションを行った。ダンスのグルーブを知り尽くしたTimmy Vegas、今後の展開にも目が放せない。
EVENTS