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Guernica

隆盛を極めるクリック、ミニマルシーンにおいて、多様で自由な新しい感覚を持ったアーティストに焦点を当てるパーティーGuernica。今回は個性際立つ作品が数多く生み出されているフランスよりFRANKIEが初来日!ベルリン経由の感覚のプレイが毎回、大好評を得ているyoshikiに加え、シカゴハウスに影響を受けたトラックメイカーd’Kawaの参加により期待度は増すばかり!またミニマルを中心にダブステップ、ブレイクビーツを取り入れるNobuki Nishiyama、タイトかつタフな選曲にも関わらずしなやかさを感じさせるYASU、そしてTARO SUGAWARAのどこかドープな感覚が1つの場所に集まる・・・。ぜひフラットに、自由に楽しんでほしい!



■FRANKIE (FRANKIE RECORDS)

1975年生まれ、パリ在住。John Thomas、Cabanneらどこか捻った感覚を持つアーティストを数多く輩出するフランスミニマルシーンの中でアイロニカルなボイスサンプルと捩れたサウンドを散りばめ予測不可能な構造と共に躍動感溢れるトラック群に落とし込む一貫したスタイルで突出した個性を放っているDJ/プロデューサー。2004年に自らの名を冠したFrankie Recordsを設立。超限定で制作された2枚のホワイト盤は極少量のプレス(当時ディストリビューターを介していなかった)にも関わらず、著名なDJ、プロデューサーの元に届けられ圧倒的な支持を集めた。また自身の楽曲以外にもMossa、Tom Ellis & Leifといったシーンを代表するアーティストからTakuya Morita、Keisuke Kondoといった日本人勢、さらにはLuke Solomon、Todd Sinesらシカゴの大御所までもが名を連ねている。タイトル数は20を超え最近のリリースラッシュには目を見張るものがある。待望の初来日。



■yoshiki (op.disc / TOREMA RECORDS)

90年代中盤に地元大阪にてDJとしてのキャリアをスタート。当時から現在ミニマルハウス、クリックテクノと呼ばれる先駆的な存在と指向を持ったテクノをプレイし、パーティーオーガナイズやレコードバイヤー、フライヤーデザインなど多岐に渡って活動を続け2003年にベルリン、ロンドンへと留学する。同時期にトラック制作を開始し現地のクラブで培った感性と自身のDJにおける独自でユニークな感覚を活かし、DJユースを前提としたシンプルなミニマルトラックにフォーカスした制作を現在も続けている。2005年には活動ベースを大阪から東京へと移し、2006年Torema Recordsからこれまでも長年にわたり活動を共にしてきたFumiya Tanaka/KarafutoとのコラボレーションEPリリース、ソロとしてFC CHAOS EPへの参加、またop.discよりAkiko KiyamaとのコラボレーションEPもリリース。現在は代官山saloon"runch"、恵比寿LIQUID LOFT "skal"にてレジデントDJとして活動中。



■d’Kawa (Kodaira Tracks / Logistic Records)

Kodaira Tracks主宰。サンプリングボイスを巧みに使ったトラックを制作するプロデューサー。2003年、PetetokとともにKodaira Tracksを立ち上げ、キャリアをスタート。同レーベルよりリリースされたKurokin EP, Nine EP, Down Under EPは、ヨーロッパを中心に海外で高く評価されており、今後リリースされるいくつかのMIX CDにライセンスされている。また2006年にはフランスの名門レーベルLogistic Recordsからも12インチをリリース。今後もKodaira Tracksを中心にリリースが控えている。



■Nobuki Nishiyama (HEADS / warszawa)

京都出身。ミニマリズムをキープしながら音楽的文脈を分断しつつひとつのグルーヴに纏めあげつつ都内各所で活動。Seraro Scratch LiveとUMPC(ウルトラモバイルPC)を組み合わせながらも、あくまでターンテーブルとミキサーによる操作に焦点を当て、肉体性とテクノロジーの融合を計る。

ミックス作品にBlending Tonesからの『Amen, Hallelujah, Peanut Butter』。



■YASU (MICROSURF / ORGANZA)

自身のパーティー「MICROSURF」を中心に都内各所にて活動中。ディープでタイトなミニマルトラックに、バックグラウンドであるハウスミュージックを感じさせるタフでグルーヴィなヴァイナルをはさみ込む。オープンマインドな音楽に対する好奇心は彼を常に進化させ続け、毎夜真っ暗なダンスフロアとのシンクロを試みている。また、現在までにALEX UNDER、NARCOTIC SYNTAX、GLIMPSEなど、数多くの海外アーティストとの共演を経てその感性を磨き続けている。



■TARO SUGAWARA (ORGANZA)

最小限の音で構成されたシンプルなミニマルテクノから、ファンクネスを帯びた捻じれたハウスまで幅広い選曲の下、絶妙な隙間とグルーヴのバランスを保ちながら幅広い選曲で損なうことのないそのスタイルは例え、そこがオープニングアクトであろうと、アフターアワーズであろうと、時間帯や場所を選ばすフロアの反応を的確に捉えることで徹底的に現場感覚を磨き続けている。音楽に対する真摯な姿勢を貫き続けることで表現の可能性を探求する彼の音楽性は常に広がりを持っている。80年代後半のDance Hall Classics/Roots Reggae/Dubの熱狂的な支持者でありながらも、Perlon / Playhouseの初期のリリース郡は、現在に至るまで彼に絶大な影響を与え続けている。