講師:笹谷遼平監督(『昭和聖地巡礼』)
ゲスト:安田謙一(ロック漫筆家),舟橋蔵人
特別上映:『昭和聖地巡礼秘宝館の胎内』
6:00pm 開場 6:30pm 開講 → 9:00pm 終講予定
予約をメールにて受け付けております。(info@metro.ne.jp)
1970年代初頭、日本のふるさと伊勢神宮に向かう国道沿いに、突如誕生した「秘宝館」。性に関する様々なコレクションを展示したその前代未聞の娯楽施設は、たちまち反響を呼び、秘宝館ブームは日本全国に飛び火して行った。最も多い時には全国に約20館。「温泉といえば秘宝館」とまで謳われるほどの社会現象にもなった。しかし、バブル崩壊と共に秘宝館ブームは衰退。現代の日本においては、その姿はもはや風前の灯火である。
そんな中、映画史上初の秘宝館ドキュメンタリーが製作された。その名も『昭和聖地巡礼秘宝館の胎内』。2007年3月現在まで現存していた6つの秘宝館を取材、映画化した。今回はその上映会も含め、あらゆるカルチャーに詳しいロック漫画家・安田謙一氏(『ピントがボケる音』著者)、秘宝館のエキスパート・舟橋蔵人(『消えゆくニッポンの秘宝館』著者)を迎え、本作品の監督である笹谷遼平と秘宝館内の過激写真のスライドと共にトークショーを繰り広げる。そして本作品のサウンドディレクションであるピーポーインザプラネッツによる生ライブ演奏など、まさに秘宝館づくし、てんこ盛り2時間半。裸の等身大人形がひしめく昭和のエロス。お見逃し無く。
●笹谷遼平(http://www.sasatani-chez.com/)
1986年京都生まれ京都育ち。映像作家。高校生で秘宝館との出会いを果たし、2006年夏から秘宝館取材を敢行。2007年7月『消えゆくニッポンの秘宝館』(インディヴィジョン)の一部を執筆。そして同年8月『昭和聖地巡礼秘宝館の胎内』完成。各シーンから多大な反響を呼ぶ。現在は次回作を企画中。
●安田謙一
1962年生まれの神戸市在住。著作に『ピントがボケる音』(国書刊行会)、市川誠との共著『すべてのレコジャケはバナナにあこがれる』(太田出版)がある。雑誌への寄稿、ライナーノーツの執筆、トークショーの司会進行などで生計を立てる。「秘宝館とのかかわり」としては、今は亡き雑誌「あかまつ」の秘宝館特集号の付録CDのプロデュースがある。
●舟橋蔵人(http://www.indivision.cc/top.html)
1981年名古屋生まれ。フリーライター。2005年夏にライター集団「東海秘密倶楽部」を立ち上げる。主な著書として『元祖国際秘宝館公式パンフレット』、『消えゆくニッポンの秘宝館』(インディヴィジョン)などがある。日本が誇る秘宝館のエキスパート。
●ピーポーインザプラネッツ(http://www.peopleintheplanets.com/top.html)
京都を中心に活躍するバンド。メンバーはVo.G.佐藤儀一、Ba.片山力、Dr.中川徹の3人。
詞にすべてを込めて、vocal佐藤が独特の歌声で歌い上げる姿に一目惚れ。監督自ら今回のサウンドディレクションをオファー。「昭和」へのこだわりを彼らならではの解釈でみごとに理想の楽曲に。特にエンディングの「ポニーとパメラ」は大傑作です。今後要注目のすごいバンド。
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