●Lord Finesse
Diggin' In The Cratesクルーの主要メンバーの一人で、Funkymanの異名をとるMC/プロデューサー。淡々としながらもストレートでスキルフルなラップと、ファンキーかつひたすら黒いノリで、アナログな荒い質感ながらもスムースという特有のサウンドでコアなファンから熱狂的な支持を受け続けている。あくまで HIPHOPの「ドープ」な感覚にこだわるそのサウンドはキャッチーさとは無縁ながらも強烈な中毒性と圧倒的なクールさを放っている。"Return of The Funkyman"、"The Awakening"などの作品はそれぞれにいわゆるミドルスクール期、ニュースクール期を代表するクラシックに挙げられるタイトルであるのみならず、 D.I.T.C.クルーとしても数々の名曲を残す、NYの重鎮の一人だ。
●O.C.
"Time's Up"という歴史に残るデビュー曲一発でシーンにその名を轟かせたDiggin'In The Cratesクルーのメンバー。その"Time's Up"を含むデビューアルバム"Word...Life"は90年代のNY HIPHOPを代表するアルバムとして日本でも人気が高い。しかしながらセカンド・アルバム"Jewels"ではキャッチーな女性ボーカルをフィーチャーするなどの方向性とビートそのもののクオリティがファンの期待に応えられず、皮肉にもアンダーグラウンドにとどまる形となってしまった。オーガナイズド・コンフュージョン(Organized Konfusion)の"Fudge Pudge"(1991)にフィーチャーされてシーンに登場した彼は1973年生まれ。その3年後とブランクは空いたものの、デビュー作となった "Word... Life"(1994)はその年のベストタイトルの一つに数えられる傑作となった
●A.G.
A.G.(エージー)は、D.I.T.C.に所属するMCで、Showbiz(ショウビズ)とのユニットであるShowbiz & AG(ショウビズ・アンド・エージー)として活躍した他、1999年には1stソロアルバム「The Dirty Version」をリリースしています。また、DITC関連作品をはじめ、多くのアーティストの作品に客演しています。ちなみにA.G.(エージー)は Andrethe Giant(アンドレ・ザ・ジャイアント)の略です。
●Diamond D
Diamond D(ダイアモンド・ディー)は、Jazz Jay(ジャジー・ジェイ)のもとでプロダクションを学び、映画「Wild Style」にも出演していたRomantic Fantastic Five(ロマンティック・ファンタスティック・ファイブ)のMaster Rob(マスター・ロブ)とUltimate Force(アルティメイト・フォース)を結成し、89年に「I'm Not Playing」をリリースしました。その後は、Showbiz(ショウビズ)等とのD.I.T.C.(ディーアイティーシー)結成や、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)「ShowBusiness」への参加などをへて、ソロアルバムをリリースしました。その後はプロデューサーとしての評価を絶対的なものにして、DITC関連の作品をはじめ、Run DMC(ラン・ディーエムシー)やBrand Nubian(ブランド・ヌビアン)など数多くの作品に参加しています。
●Nice & Smooth
ディレイ(エコー)を飛ばしてビートの上をドッタンバッタン暴れ回るGreg Niceと、R&Bシンガーのようにコクのあるボイスで甘〜くささやくようにフロウするSmoothBeeの2人からなるヒップホップ界きっての凸凹コンビ、ナイス&スムース。Greg Niceは元祖オールドスクーラー、T・ラ・ロックのアルバムにビートボックスで参加する経緯をもち、89年にSmooth Beeと共にFresh Recordsから1stアルバム『Nice & Smooth』をリリース、シングル「Funky For You」をヒットさせる。後にDef Jamに移籍しリリースした2ndではいよいよ2人の才能が全面開花、アルバムごとクラシックの成功を収める。見た目やラッピンは決して凛々しいとは言いがたく、HIPHOPらしいマチズモなど感じさせないが、そのユニークで飄々とした佇まいそのものがHIPHOP、見る者聴く者を楽しませてくれる超エンターテイナーだ。
●the Beatnuts
オリジナルメンバーはジュジュ(Ju Ju)、ファッション(Fashion)、サイコ・レス(Psycho Les)の3人。ヒスパニック系のメンバーが集まったグループで、ジュジュとファッションに関してはモニー・ラヴ(Monie Love)等のプロダクションで既に名を知られていた。デビューEP"Intoxicated Demons The EP"('93)では、ハンク・モブレイ(HankMobley)のアートワークをそのまま引用したジャケットや、シングルカットもされた"Psycho Dwarf"に"No Equal"、"Reign of the Tec"等、誰も使ったことの無いようなサンプルばかりをふんだんに盛り込んだその内容で、当時のDJやクリエイター達にとってはセンセーショナルな作品を聴かせてくれた。翌'94年に大きな期待を集めてリリースされたファーストフルアルバム"StreetLevel"では"Get Funky"や"Hit Me with That"等のヒットシングルがあり、誰もが羨むそのサンプルチョイスのセンスがアルバム中で大爆発。全ての曲がシングルとなっても良いほどのクォリティを持っているが、やはり1大ブームにまで発展するきっかけとなった大ヒットシングル"Props Over Here"の存在が光る。その後は、ムスリムに改宗し、アーティストとしてもAl' Tariqと変名したファッションが脱退。二人だけになるが、'97年にリリースとなった2ndアルバム"Stone Crazy"からは"Off the Books"を筆頭に"Give Me Tha Ass"、"Find That"などと、変わらぬ特異なサンプルセンスでヒットを飛ばして第一線でその存在を印象付けると、'99年には3rdアルバム"Musical Massacre"から今でもクラブでかかり続けている大人気シングル"Watch out now"(ジェニファー・ロペスがパクッたあれですね)をリリース。カップリングの"Turn I t Out"と共に最早クラブシーンに欠かせない1枚となる。この2曲は間違いなく彼らの代表曲にあがると思うが、一味違うネタからのサンプリングループに強烈な中毒性を持たせ、それだけでキャッチーなところまで曲を持ってくるというその特質がよく出た曲といえるだろう。その一方では"Se Acabo"のようなシンプルで濃い曲も作れるあたりがその長いキャリアの秘密だろうか?2001年には4thアルバム"Take It or Squeeze It"をリリースし、"No Escapin' This"等のヒットを飛ばすのだが、レーベルを移籍するなどのトラブルもあり、その事がその活動に陰りを感じさせてしまう。が、2002年にはマイナーレーベルとは言え、地盤のしっかりしたLand Speedに移籍すると、"The Originators : Ya Betta BelieveIt"を、2004年にはさらに突き抜けたアルバム"Milk Me"と安定したリリースを続け、マスに売れるということはないもの の独自のファンク道を突き進み続け、まだまだそのクレイツが尽きる事は無い、とばかりに復活をアピールしている。
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2008.03
02
SUN

