Prophet presents "Place"CALM [BLUE PLANET ]&[SILVER MOON] W RELEASE JPN TOUR in KYOTO

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思わず笑顔になっちゃうそんな音楽体験あるよね?カームがDJプレイをしているとき、その場に溢れているあの波動は、多幸感なのだろうか。と仮説を立ててみる。06年にブルーハーブのイル・ボスティーノと行なったユニット、ジャパニーズ・シンクロ・システムは、ダンス・ミュージックの快楽主義的要素を通過したところにある根源的なパワー、みたいなものをテーマにしていた。マンキューソも彼らの曲をプレイしたってことがそれを物語っている。で、07年末にカームがリリースしたアルバム『BLUE PLANET』は、それをさらに進行させて、音楽そのもののパワーに焦点を当てたのだろうな、と感じた。そこにある感覚は、チルじゃなくリラックス。ボスの言葉を借りるなら「今夜はまた明日になれば/毎日の空気に溶けていくんだろうな」という、ダンスフロアの歓びが明日へと繋がるということ。てことは…先の仮説が見えてくるよね。真偽のほどは、フロアで感じてこそ、だけどね。



text by 中谷 琢弥



■CALM

日本の「チルアウト / バレアリック」ミュージックの先駆者の一人。97年に『CalmEP』にてデビュー。98年『Shadow of the Earth』、99年『Moonage ElectricEnsemble』をリリース。その後、日本に限らず世界中のレーベルへ楽曲を提供する。02年OrganLanguage名義でのアルバムをリリースし、CALM名義とは違う新たな展開をしていく。その後、自身のレーベル「MUSIC CONCEPTION」を立ち上げ、無名ながらクオリティーの高い、オリジナルなアーティスト達をリリースしていく。03年CALM名義の3作目のアルバム『Ancient Future』、04年にはダンスミュージックを中心に据えるプロジェクトCALM presents K.Fを開始し、同年にアルバム『KeyFree』をリリース。DJ としても活動を行い、その幅広く深い知識を生かした暖かいプレイスタイルは多くの人達に好評を得ている。06年にはTHA BLUE HERBのILL-BOSSTINOとの新プロジェクトJAPANESESYNCHRO SYSTEMもスタートさせた。07年冬4枚目のアルバムをリリース。

www.music-conception.com



■Nabowa(なぼわ)

2004年4月、山本啓(バイオリン)、景山奏(ギター)、川上優(ジャンベ)の三人で活動をスタートし、 2006年3月、堀川達(ベース)が加入、現在のNabowaとなる。京都高島屋前など、ストリートライブを中心に活動し、ダブ、ジャズ、ロック、アンビエント、現代音楽など、様々なジャンルを取り入れたインプロビゼーション(即興)で構成されたライブが好評を博し、ライブハウス、クラブ、ストリート、百貨店、寺院、カフェ、バー、結婚式場などなど、瞬く間に多方面からライブオファーが殺到。聴き手が自由にその曲を創造することができ、老若男女、国籍問わず、誰もが心奪われる暖かなメロディーが唯一無二の世界観を放つオーガニック・ジャム・バンドとして京都ストリートで圧倒的支持を得る。2007年10月にはDj Yogurt(Upsets)、Nixのリミックスを収録した1st.12inch"Pole Pole/Continental Landscape"がリリースされ、発売1ヶ月でソールドアウトを記録。2008年2月にはKentaro Iwaki(DubArchanoid Trim)、Knd(Final Drop)のリミックスを収録した2nd.12inchを、同年3月にはタワーレコード限定販売となる1st.mini album"River"を発表。更に同年4月にはAltz(Flower Of Life/Bear Funk)のリミックスを収録した3rd.12inchをリリース、そして渚音楽祭(2008春)の出演後、同年5月には遂にデビュー・フル・アルバムがリリースされる。myspace : http://www.myspace.com/nabowa

bud mudic official web site : http://www.budmusic.org



■KND(GrassWaxx Recordings)

京都を拠点に99年【EUTRO】を始動、同時期よりDJ KAZUMAらと"communicate mute"を主催する。EUTRO名義ではPROGRESSIVE FOrM「FORMA1.02」、O-PARTS「O-PARTS」「O-PARTS ep」に楽曲を提供。2002年、DJ KENSEI、井上薫、GoRoらと屋久島にてフィールドレコーディングを行い、翌年CD/DVD「elements」をリリース。以来【Final Drop】として活動を続けている。2004年には中国貴州省での少数民族のフィールドレコーディングや仏教声明グループ【七聲会】とのフランス公演を行うほか、寺院や現代美術館など様々な場でライブやインスタレーションを行ってきた。2006年、Grass Waxx recordings「sensimilla e.p.」でKAZHIROのRemixを制作。2007年2月、2005年より参加する【aMadoo】の楽曲「Spring Trip」をJETSET RECORDS「4SEASON COMPILATION」に提供。さらに10月、aMadooのライブアルバム「TAYUTAU」をリリース。また、2005年より参加する【Simoon】の楽曲を「The HighergroundConnection」に提供。KND feat.GoRo「Pungi Dub」を含む「Snake Pipe e.p.」をGrass Waxx recordingsよりリリース。2008年1月、Recording/Mixを担当した【SOFT】の12inch「Fullmoon in Triangle」がリリースされ、リリースパーティーではSOFTのライブに参加する。3月、アルバムのRecording/Mixを担当する【NABOWA】のセカンド12inchにてRemixを制作。