ヨーロッパのポストロック/エレクトロニカ・シーンにおける最後の大物トゥ・ロココ・ロットが遂に初来日を果たす第1夜! この夜のみのフルセット・ライブを披露! さらにメンバーのソロユニット・ライブも!AFTER-VIEW: Audio & Visual Night音と光の来たるべき姿を目の当たりにする第2夜! ソロ名義での本邦初ライブとなるアトム・ハート。プレフューズ73との共作、コーネリアスのリミックスも手掛けるザ・ブックスのポール・デ・ヨングも初来日ライブ。世界中のアートフェスにも引っ張りだこの黒川良一は実に久々となる日本でのライブ。そしてデビュー・アルバムが驚異のロングセラーを記録するデデマウスも登場!
日本におけるメディアアートの第一人者である岩井俊雄が完成させたTENORI-ON。クラフトワーク、コーネリアス、レイ・ハラカミ、トータス、マシュー・ハーバート、カール・クレイグといったアーティストが注目、ビョークは発売されるや5台のTENORI-ONを入手し、すでに来日時の日本武道館公演をはじめとするライブで使用している。そのTENORI-ONをキーワードに、先進のオーディオ/ヴィジュアル・アーティストが出演する
セイント・エティエンヌの編曲も手掛けたトゥ・ロココ・ロットと、そのメンバーであるロバート・リポック、マップステーション(S.シュナイダー)のソロライブも加えた
■TENORI-ON
TENORI-ON は、16×16のグリッド状に配置されたLEDボタンを"絵を描く"ように操作することで演奏・作曲を行ないます。そのボタンから発せられる光は、単なるデコレーションではなく、光が音と有機的に相互作用することによって織り成される新たな創作方法=表現方法を実現しています。すなわち、これはアートとしてのデザインが楽器としての機能性も有するという、かつてないプロダクトでもあります。 日本におけるメディアアートの第一人者である岩井俊雄は、構想から制作まで実に6年もの歳月をかけて、このTENORI-ONを完成させました。ミュージシャンとは異なる視点から常に刺激的な作品を生み出してきた彼が目指した 集大成は、ピアノやバイオリンといった数百年ものあいだ形を変えることなく演奏され続けているものと肩を並べられる楽器を作るという、大胆なものでした。 これまでの実績だけを見ても、この試みは実現されつつあると言えましょう。 TENORI-ON は、開発段階において、Sonar(Spain)、Futuresonic(UK)、Ars Electronica(Austria)、SIGGRAPH(US)など、各国のフェスティヴァルで実演され改良を重ねるとともに、Kraftwerk、Tortoise、Matthew Herbert、Mouse On Mars、Cornelius、Rei Harakami、Taylor Deupree、Battles、Four Tet、I am Robot and Proud、Nathan Michel、The Pastels、Pole など、カッティングエッジなミュージシャンたちによってテストされてきました。そして例外なく彼らから大絶賛を受けています。また、Bjork は自身のライヴにいちはやく TENORI-ONを導入してみせました。 UKでは発売後1週間で出荷台数を即売り切るなど、「こんな楽器が欲しかった」というクリエーターたちの熱望に応えるかたちとなりました。
■To Rococo Rot
ロナルド・リポック、ロバート・リポックのリポック兄弟と、ステファン・シュナイダーで構成されるTo Rococo Rot は、1990年代半ばに結成。エレクトロニカにオーガニックなエッセンスを加えたスタイルが評判を呼び、Kitty-Yo、City Slang、Staubgold、Domino Records など、さまざまなレーベルからリリースを重ねる。これまで世界中で行われてきたローンチ・イベントでは、ロバートがソロとして TENORI-ONを演奏。舞台美術を手がけた経験を活かして自作した演奏用スタンドと共に繰り広げられるライブは毎回ハイクオリティなものだったという。その彼が日本でのローンチ・イベントに、To Rococo Rot として来日。特筆すべきは、これがバンドとしては初来日ということだ。この粋な計らいは、ひとえにTENORI-ONに対する彼の愛情そのものであろう。ドラムやベースといった生楽器を導入した実験的なバンド・スタイルで常に新境地を開拓するTo Rococo Rotのサウンドが、TENORI-ONと絡む様子を堪能したい。
URL: http://www.myspace.com/torococorot
■Robert Lippok
1966年、ベルリン生まれ。若いころよりミュージシャン、ヴィジュアル・アーティスト、舞台セットデザイナーなど様々な活動を行う。1990年代に兄のロナルド・リポック、デュッセルドルフ出身のステファン・シュナイダーと共に、To Rococo Rot を結成。加えてオラフ・ニコライ、ダグ・エイケン、そして小金沢武人といったヴィジュアル・アーティストの作品にも音楽を提供している。ソロミュージシャンとしても「open close open」(Raster Noton、2001年)、「Falling into Komeit」(Monika Enterprises、2004年)をリリースしている。
URL: http://www.myspace.com/robertlippok
■Mapstation
ステファン・シュナイダーによるエレクトロニック・ダブ・ユニットがマップステーションである。これまでソウル・スタティック・サウンド、カラオケ・カルク、スケイプなど、様々なレーベルから作品を発表している。ヴラディスラヴ・ディレイらとのツアーも話題となり、ラス・ドノヴァンをフィーチャーしたダブ・テイスト溢れるサウンドや、ペイル・セインツのメンバーでもあったクーフェンことメリエル・バーハムとの共作でも聴くことが出来るムーディーなエレクトロニック・サウンドはヨーロッパを中心に広く支持されている。
URL: http://www.mapstation.de/
■チケット発売日:2008年4月1日(火)
■チケット取扱:ローソンチケット,スパイラル レコード他
■チケットWEB予約(限定150枚):http://www.pvav.org/
■お問合せ先:desk@pvav.org
■会場info:EATS and MEETS Cay (スパイラル B1F)http://www.spiral.co.jp 03-3498-5790
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